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富士総合火力演習を見た03/そうかえん本番。視界悪し。 - 2013.10.02 Wed
富士山の麓、御殿場へとやってまいりました。
列に並んでやってきました。
お外は大変な雨であります。
ポンチョ一枚では肌寒いであります。

バスの座席から見えたこちらは、どうやら演習を見やすくするための簡易スタンドのようです。
ただしここに座れるのは、確か専用のチケットを持ってる人のみ。
我々が当たったのは【自由席】なため、両端のスタンドなら座っても良いらしいですが、まさかこんな時間に行って席が空いているはずはありません。

そしてバスは道を挟んだ反対側の広場に止まり、そこからこの即席歩道橋を超えて会場に入ります。
これもこの日のためにえっちらおっちら設営したのか。
これも訓練の一環なのか。すごいな。

仮設スタンドの裏手には屋台が並び、何やら自衛隊限定グッズらしきものが沢山売られていました。
皆さんここで色々買い物してから会場へと入っていきます。
なんか花火大会みたい。

自衛隊といえば海軍カレー。ここにいる人たち陸上部門だけどやっぱりカレー。

普通の飴よりクエン酸たっぷりなドロップで疲労対策。

迷彩柄ロールケーキは人気商品らしく、既に売り切れてました。
凄い。多分この日こんな時でない限り買うのが難しそうなのばっかり。
またこういった食べ物系以外にもより実用的(?)なTシャツなども種類豊富で人気でした。

毎年変わるらしいそうかえん特別T。ライブツアーTみたいだ。

こちらレンジャー部隊の皆さん専用Tシャツ。5訓の内容がキツ過ぎる。
結局あまりに慌ただしすぎて何も買えなかったこの出店ゾーンですが、見ているだけでも色々と面白かったです。
でもせっかくなら無理にでも何か買うべきだったか……。

いや、そんな事よりとりあえず席の確保だ。
と言う訳で取るものも取り敢えず演習見学ゾーン入口へと向かいます。
ゲートの前で抽選の当たったはがきを見せて確認してもらうと、ひたすら広大なスペースに巨大レジャーシート(迷彩柄)が敷かれたゾーンまで誘導され、前から順にぴっちり詰めて整列右へならえ。

こんなに整然と並んで体育座りしたのなんて運動会以来かもしれない。
ちゃんと整えれば、これだけのスペースにこんなに人が入れるもんなんですね。
これもひとえに案内係の人たちが実にキビキビ指示を出して、知らぬ間に我々もキビキビ習っちゃっているせいでしょう。
どんなイベント運営係よりも整然としていらっしゃった。
あと声が大きい。メガホン要らず。流石。

ちなみに後ろに見えるのは選ばれしチケットを持つスタンド席の皆様です。
どうやらあそこに座れるチケットと言うのは『ご招待』用らしいです。引退したOBとか、現役隊員のご家族とか。
取り敢えず私があそこで優雅に見学出来るチャンスが巡ってくる事はないようです。
いいなあ。
でもまあ、無理なもんは仕方ない。そう諦めて迷彩レジャーシートに腰を下ろそうとしますが、
折しも朝から振り続ける雨で、シートは水浸しどころか水たまり状態に。
一応キャンプ用の小さなクッションは持ってきていましたが、それを敷いても水から逃げる事はできず、
結局水たまりに浸かりながらの体育座り待機となってしまいました。
お尻が冷たい……。このまま3時間ほどの演習見学か。
……ふやけたらどうしよう。
さて、そんな私の心配をよそに、ついに時刻は午前10時。待ちに待った富士総合火力演習の始まりです。
始まり、なんですが、

見よ、この視界の不明瞭さを。
おかしいな。なんか前情報ではこの辺一帯様々な地形を想定した丘や段々畑や堀があったりして、
それらを見通した先には雄大な富士の姿が見える素敵な所と聞いていたんですが、
我々がかろうじて見えるのは一番近い位置にある最初の丘の着弾地点のみ。
この後アナウンスで「○○式戦車はこれよりC地点に向かって云々…」と説明してくれるのですが、
生憎そのC地点とやらが一体何処にあるのかさっぱり分からない。
そしてそれは戦車に乗ってる皆さんの目からも同じようで、
「ミサイル準備よし!目標確認…出来ません!なので撃ちません!」
みたいなズッコケやり取りをした挙句、結局何も撃たずに右から左へ立ち去って行く事が結構ありました。
ああ見たいよう撃つとこ見せてよう。
もう全部あの一番近い所でいいから打ってみてよう。
そうもどかしく体をくねらせてみても、流石にこの雨の量と霧じゃ確かにどうしようもありません。

晴れていれば名峰富士によく映える、中距離多目的誘導弾のショットとかが見られたらしいです(広報のパンフより)
でも戦車ならまだいい方で、本当は戦車を丸っと一台積んだプロペラ機の着陸&中の戦車のびっくりどっきりメカ式登場演習とか、パラシュート部隊の降下とか、航空機の旋回とか、相当色んな演習盛りだくさんだったらしいのですが、
生憎空関連のショー、もとい演習は軒並みキャンセル。

唯一ヘリコプターだけはチョコっと登場してくれましたが

あんまりすることもなく撤退。
ああ、酷い。せっかく頑張って来たのにこれだけなんて。と最初の頃はがっかりしていましたが、かくいう私も座っているお尻は水に浸かって冷たいわ雨にしとしと打たれるわお陰で一眼レフカメラはバッグからすら出せないわでそうとう辛い状況にあり、正直開始40分後位には「もうやらんのならちゃっちゃと切り上げて終わらせてくれ」とすら思っていました。
とここで、演習前半の部(前段演習)が終了し、15分程の中休みに突入(この間演奏を披露するはずだった音楽部隊は楽器が濡れちゃうので勿論キャンセル)。
早くもバキバキな腰をいたわりながらストレッチやら屈伸やらしているうちに、今までに比べたらかなり雨の量も減り、見通しも若干良くなってきたため、後半の後段演習は最初と比べたら随分実際のミサイルや戦車砲を撃つ瞬間などを見ることが出来ました。

したらば今度は発射時の衝撃で体が揺れるという未知の体験を次々味わう事に。
よくアニメでかめはめ波的な物を避けてもその爆風で吹っ飛ばされるみたいな展開よく見たりしますが、
あれは本当だったんだとびっくりしました。これだけ離れているのに衝撃を喰らうなんて、これじゃ波動拳が掠った程度でも余裕で絶命してしまいそうです。
何より物が爆発した時は、その周りの空気がぐにゃりと歪んだように見えるんだと驚かされました。
そしてすぐにやってくる衝撃波と、遅れて届くとんでもないボリュームの爆発音。
凄い。手塚治虫の漫画表現はこんなにも事実に正確だったんだ。

最後は花火みたいな煙幕弾ラッシュで華々しくフィニッシュです。
いやあ面白かった。
予想していたよりかなり辛い環境での遠征&見学でしたが、これは見て本当に良かったと思えました。
ただ欲を言えばやはり晴れて欲しかった。パラシュート部隊とか見てみたかった。
ギリースーツに身を包んだ隊員による狙撃演習とかもあったんですが、霧に隠れて本気のステルスモードになっていたため(本来は演習用に白昼堂々狙撃姿を見せてくれるはずだったんですが)、なんだか気づいたら撃っていてそして何処かにあるらしい人型のボードに命中していました。凄い。凄いけど見えてない。悔しい。

これはもう、いつか必ず全行程を晴れた日に見届けないといけないでしょう。
来年も必ず応募しよう。そして当てて行こう。
でも凄い倍率なんだよなあ。今回の演習も、インターネット応募倍率21倍だそうですし。
うーんでも見たい。見届けてやる。そう心に決めて演習会場を後にしました。

いや、正確には会場を後にするための列に並び始めました。
うへぇ。
※富士総合火力演習はイベントとして素晴らしいですが、デカイ夏フェス並に体力のいるイベントでした。
皆さん行く際は体に気をつけて。

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列に並んでやってきました。
お外は大変な雨であります。
ポンチョ一枚では肌寒いであります。

バスの座席から見えたこちらは、どうやら演習を見やすくするための簡易スタンドのようです。
ただしここに座れるのは、確か専用のチケットを持ってる人のみ。
我々が当たったのは【自由席】なため、両端のスタンドなら座っても良いらしいですが、まさかこんな時間に行って席が空いているはずはありません。

そしてバスは道を挟んだ反対側の広場に止まり、そこからこの即席歩道橋を超えて会場に入ります。
これもこの日のためにえっちらおっちら設営したのか。
これも訓練の一環なのか。すごいな。

仮設スタンドの裏手には屋台が並び、何やら自衛隊限定グッズらしきものが沢山売られていました。
皆さんここで色々買い物してから会場へと入っていきます。
なんか花火大会みたい。

自衛隊といえば海軍カレー。ここにいる人たち陸上部門だけどやっぱりカレー。

普通の飴よりクエン酸たっぷりなドロップで疲労対策。

迷彩柄ロールケーキは人気商品らしく、既に売り切れてました。
凄い。多分この日こんな時でない限り買うのが難しそうなのばっかり。
またこういった食べ物系以外にもより実用的(?)なTシャツなども種類豊富で人気でした。

毎年変わるらしいそうかえん特別T。ライブツアーTみたいだ。

こちらレンジャー部隊の皆さん専用Tシャツ。5訓の内容がキツ過ぎる。
結局あまりに慌ただしすぎて何も買えなかったこの出店ゾーンですが、見ているだけでも色々と面白かったです。
でもせっかくなら無理にでも何か買うべきだったか……。

いや、そんな事よりとりあえず席の確保だ。
と言う訳で取るものも取り敢えず演習見学ゾーン入口へと向かいます。
ゲートの前で抽選の当たったはがきを見せて確認してもらうと、ひたすら広大なスペースに巨大レジャーシート(迷彩柄)が敷かれたゾーンまで誘導され、前から順にぴっちり詰めて整列右へならえ。

こんなに整然と並んで体育座りしたのなんて運動会以来かもしれない。
ちゃんと整えれば、これだけのスペースにこんなに人が入れるもんなんですね。
これもひとえに案内係の人たちが実にキビキビ指示を出して、知らぬ間に我々もキビキビ習っちゃっているせいでしょう。
どんなイベント運営係よりも整然としていらっしゃった。
あと声が大きい。メガホン要らず。流石。

ちなみに後ろに見えるのは選ばれしチケットを持つスタンド席の皆様です。
どうやらあそこに座れるチケットと言うのは『ご招待』用らしいです。引退したOBとか、現役隊員のご家族とか。
取り敢えず私があそこで優雅に見学出来るチャンスが巡ってくる事はないようです。
いいなあ。
でもまあ、無理なもんは仕方ない。そう諦めて迷彩レジャーシートに腰を下ろそうとしますが、
折しも朝から振り続ける雨で、シートは水浸しどころか水たまり状態に。
一応キャンプ用の小さなクッションは持ってきていましたが、それを敷いても水から逃げる事はできず、
結局水たまりに浸かりながらの体育座り待機となってしまいました。
お尻が冷たい……。このまま3時間ほどの演習見学か。
……ふやけたらどうしよう。
さて、そんな私の心配をよそに、ついに時刻は午前10時。待ちに待った富士総合火力演習の始まりです。
始まり、なんですが、

見よ、この視界の不明瞭さを。
おかしいな。なんか前情報ではこの辺一帯様々な地形を想定した丘や段々畑や堀があったりして、
それらを見通した先には雄大な富士の姿が見える素敵な所と聞いていたんですが、
我々がかろうじて見えるのは一番近い位置にある最初の丘の着弾地点のみ。
この後アナウンスで「○○式戦車はこれよりC地点に向かって云々…」と説明してくれるのですが、
生憎そのC地点とやらが一体何処にあるのかさっぱり分からない。
そしてそれは戦車に乗ってる皆さんの目からも同じようで、
「ミサイル準備よし!目標確認…出来ません!なので撃ちません!」
みたいなズッコケやり取りをした挙句、結局何も撃たずに右から左へ立ち去って行く事が結構ありました。
ああ見たいよう撃つとこ見せてよう。
もう全部あの一番近い所でいいから打ってみてよう。
そうもどかしく体をくねらせてみても、流石にこの雨の量と霧じゃ確かにどうしようもありません。

晴れていれば名峰富士によく映える、中距離多目的誘導弾のショットとかが見られたらしいです(広報のパンフより)
でも戦車ならまだいい方で、本当は戦車を丸っと一台積んだプロペラ機の着陸&中の戦車のびっくりどっきりメカ式登場演習とか、パラシュート部隊の降下とか、航空機の旋回とか、相当色んな演習盛りだくさんだったらしいのですが、
生憎空関連のショー、もとい演習は軒並みキャンセル。

唯一ヘリコプターだけはチョコっと登場してくれましたが

あんまりすることもなく撤退。
ああ、酷い。せっかく頑張って来たのにこれだけなんて。と最初の頃はがっかりしていましたが、かくいう私も座っているお尻は水に浸かって冷たいわ雨にしとしと打たれるわお陰で一眼レフカメラはバッグからすら出せないわでそうとう辛い状況にあり、正直開始40分後位には「もうやらんのならちゃっちゃと切り上げて終わらせてくれ」とすら思っていました。
とここで、演習前半の部(前段演習)が終了し、15分程の中休みに突入(この間演奏を披露するはずだった音楽部隊は楽器が濡れちゃうので勿論キャンセル)。
早くもバキバキな腰をいたわりながらストレッチやら屈伸やらしているうちに、今までに比べたらかなり雨の量も減り、見通しも若干良くなってきたため、後半の後段演習は最初と比べたら随分実際のミサイルや戦車砲を撃つ瞬間などを見ることが出来ました。

したらば今度は発射時の衝撃で体が揺れるという未知の体験を次々味わう事に。
よくアニメでかめはめ波的な物を避けてもその爆風で吹っ飛ばされるみたいな展開よく見たりしますが、
あれは本当だったんだとびっくりしました。これだけ離れているのに衝撃を喰らうなんて、これじゃ波動拳が掠った程度でも余裕で絶命してしまいそうです。
何より物が爆発した時は、その周りの空気がぐにゃりと歪んだように見えるんだと驚かされました。
そしてすぐにやってくる衝撃波と、遅れて届くとんでもないボリュームの爆発音。
凄い。手塚治虫の漫画表現はこんなにも事実に正確だったんだ。

最後は花火みたいな煙幕弾ラッシュで華々しくフィニッシュです。
いやあ面白かった。
予想していたよりかなり辛い環境での遠征&見学でしたが、これは見て本当に良かったと思えました。
ただ欲を言えばやはり晴れて欲しかった。パラシュート部隊とか見てみたかった。
ギリースーツに身を包んだ隊員による狙撃演習とかもあったんですが、霧に隠れて本気のステルスモードになっていたため(本来は演習用に白昼堂々狙撃姿を見せてくれるはずだったんですが)、なんだか気づいたら撃っていてそして何処かにあるらしい人型のボードに命中していました。凄い。凄いけど見えてない。悔しい。

これはもう、いつか必ず全行程を晴れた日に見届けないといけないでしょう。
来年も必ず応募しよう。そして当てて行こう。
でも凄い倍率なんだよなあ。今回の演習も、インターネット応募倍率21倍だそうですし。
うーんでも見たい。見届けてやる。そう心に決めて演習会場を後にしました。

いや、正確には会場を後にするための列に並び始めました。
うへぇ。
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