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驚き秘境のオルヴィエート - 2009.10.20 Tue
さてさて、
結局半年間のイタリア留学中にただの1度しか海外旅行をしなかった私ですが(ちなみにスペインでした)、
……あ、一応ヴァチカン市国もサンマリノ共和国も国か。イタリア内だけど。
まあともあれそんなせこい数え方をしても計3カ国だけの訪問だったんですが、
それでも一応、イタリア内はチョコチョコ出かけることができました。
で、結局行ったのは↓↓
・ヴェネツィア(リアルディズニーシー/超絶感動。行ってよかった)
・ミラノ(世界有数のお洒落スポット/移動の途中滞在だけで寄ったのであまり思い入れなし)
・ヴェローナ(ロミオ&ジュリエットの舞台/一日で十分な広さだが面白かった)
・ボローニャ(隠れた美食の都/同じく一日で十分だがジェラート美味しかった。夕飯食べられなかったのが残念)
・サンジミニャーノ(そびえ立つ塔が有名/世界一旨いジェラートも有名。街は完全にロードオブザリングの舞台セット)
・フィレンツェ(華の都、トスカーナの中心地/「旨い飯屋はアルノ川を渡った先にある」はフィレンツェで働くコック達からのお言葉。その通りだと思う)
・ローマ(泣く子も黙る現イタリア首都/どんなに居ても居たりない)
・リミニ(アドリア海の高級ビーチ/絵に描いたような海の街。魚介が美味しかった)
・ムジェロ(MotoGP開催地/観戦のためだけに行ったので街自体はどんなのか謎)
・ナポリ(南イタリアの中心、ピッツァの本場/とにかくピザだけを食べに行く街。ピザだけを食べるために行っても損は無い街)
・ポンペイ(世界的に有名な埋もれた街/予想以上に広すぎた。日射病寸前)
以上(今までの日記のどこかに↑の日記が書いてあります)。
で、
それともう一つ、
最後の月にイタリアに遊びに来てくれたR那とSUZUKIのお二人さんと行った所、
それが、

丘の上に聳え立つ中世の街、オルヴィエートです。
いやあ、本当はこの街の近くにあるチヴィタ・ディ・ヴァニョレージョという『リアル・ラピュタの村』にお出かけするのがメインイベントだったんですが
(チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョの紹介はこちら参照⇒)http:// www.amo italia. com/civ ita_bag noregio /inform ation.h tml
結果を言えば、途中で挫折。
正確に言えば、待てども暮らせどもバスが来ませんでした。
しょぼん。
ただ、
驚くべきはそんなこんなで当初『チヴィタに行くために泊まる街』だけの存在だったオルヴィエートの素晴らしさ。

街全てがアンティーク

このオルヴィエート、栄えた時代はシエナと同じ「中世」なんですが、
街自体がシエナよりも全然小さく大変コンパクトにまとまってるので、とにか全てが『可愛らしい』

小道の入り口すらも可愛らしい。

お奨めされたジェラート屋さん(外見もキュート)。
味は極めて濃厚で良かったです。
で、
このオルヴィエート、凝灰岩の頂に建つ街なため、街の下には自然or手作業で掘り進められた洞窟がトルネコのダンジョンばりに張り巡らされているんだそうです。

そしてそこの洞窟ツアーも見所の一つ

入ってみたら本当にザ・ダンジョン。

今回の洞窟探検の案内兼トルネコ係のお姉さん(年を重ねたドリューバリモアみたいでした。キュート)
このドリューお姉様がこの洞窟の始まりやらかつての活用法だとかを説明しながらガンガン洞窟の奥まで進んでいく。
慌てて追いかける我ら観光客sの不安をよそに、私の身長ですらギリな高さ&狭さの道もガシガシ入って行って、
終わってみれば藤岡弘探検隊並の大冒険を繰り広げていました。

もはや洞窟内クライミング

ちなみにこの洞窟は紀元前くらいからもあったらしく、正直当時どのように使われていたかは謎なままらしい。(ただし、ここ↑の部屋は中世頃、穴の中に鳥(鳩?)を入れて養鶏場代わりに使っていたそうな)
さて、そんなこんなで意気揚々と探検を終えた我々藤岡弘たち。
伸びきった眉毛をフサフサさせながら次はイタリア有数の美しさを誇るドゥオモを見学しました。

ドゥオモ中にあった、イタリアで一番大きなパイプオルガン
このオルガンが教会に入った瞬間に響き始めて、
思わず生えた眉毛も全て抜け落ちる程に浄化された感じでした。
その後、清い心になった所でフラフラ街散策

陶器屋さんが多かったイメージ。街に似合う。

Montanucci (モンタヌッチ)というお店で休憩。
コチラのコーヒーはイタリアの格付けブックで高い評価を得るほど美味しく人気らしい。
今回同じく美味しいという噂だったチョコドリンクをオーダー。
凄まじい濃厚ぷりで歩いた体に効きました(実はチョコドリンクは冬用メニューだったらしいのですが、お店の人が「材料あったよ~」と言ってくれたので特別に出してもらいました。有名店なのに安かったのにもびっくり)
小さな街だからなのか、シエナよりも基本物価がちょっと安い感じで、
その後夕飯を食べに出かけたTrattoria La Palomba (トラットリア ラ・パロンバ)というお店も、
3人で腹がはちきれんばかりに食べつくして30ユーロに届かないぐらいの値段でした。
死ぬまで、二度とこの量のトリュフはお目にかかる事すらできないだろうって位の量のトリュフを食べたというのに……。
ここのお店は店員さん達も全員気のいい人たちで本当にいいお店でした。
そんなこんなでオルヴィエートの一日目終了

泊まったホテルも安いのにとてもアクセスが良くて何より部屋がキュートでした。
で、二日目の朝は眠い目を擦りながらチヴィタへのバスを探すもあえなく失敗。

まあ、霧の上から覗くウンブリア州の大地を拝めたのでまあよしとしますが。
しかたが無いのでオルヴィエートもう一つの有名スポット、
『二重螺旋の階段で作られた井戸』サン・パトリツィオの井戸を皆で見学

ぎゃーーー深~~~~い(深さ62メートル)
水を汲むために『自分が降りる』井戸なんて生まれて初めて見た。

頂上から見ると凄い高さ
しかもこの井戸、地味に階段数248段を誇るため、降りても降りてもまだ着かない。
そして二重螺旋の階段⇒降りる階段と登る階段が別なため、井戸から出るには248段を全部降りた後に248段を登って帰らないといけないというナイスなしかけになっているのです。

逆流者防止の一通式回転ドア。なんだかアンティークでデラ格好いい。
いやあそんなわけで思わぬアクシデントのお陰で堪能しまくったオルヴィエートでしたが、本当に良かったです。
昼中フラフラ散歩をするのもいいですが、オルヴィエートの真骨頂はライトアップされた夜の小道と美味しい夕飯。
宿も安めなので是非行ってみて下さい。
ローマからなら1時間程でいけるので、『王道観光にイタリアの小さな田舎町体験をプラス』とかいうのにピッタリじゃないかと思います。
ただ、そんなオルヴィエートからしかアクセス方法がない、
(私の中では)伝説の村、チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョへたどり着くのは本当に大変みたいです。
実は私以外にも3人チヴィタ行きにチャレンジした人がいたのですが、なんと無事たどり着けたのはたったの1人……。
まさにリアルラピュタです。
飛行石が無いと行き方すら分からないのです。
心の綺麗な少年じゃないと駄目なのです
井戸の中でテンション上がって、

「貴様らはココから生きて帰れぬのだ!!ぬーっはっはっは!!!」
とかやってる汚れた大人は駄目なのです。
よしんば行けてもバルス唱えられて目がー目がーになるに決まってます。
うーん、でもやっぱりちょっと残念。

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結局半年間のイタリア留学中にただの1度しか海外旅行をしなかった私ですが(ちなみにスペインでした)、
……あ、一応ヴァチカン市国もサンマリノ共和国も国か。イタリア内だけど。
まあともあれそんなせこい数え方をしても計3カ国だけの訪問だったんですが、
それでも一応、イタリア内はチョコチョコ出かけることができました。
で、結局行ったのは↓↓
・ヴェネツィア(リアルディズニーシー/超絶感動。行ってよかった)
・ミラノ(世界有数のお洒落スポット/移動の途中滞在だけで寄ったのであまり思い入れなし)
・ヴェローナ(ロミオ&ジュリエットの舞台/一日で十分な広さだが面白かった)
・ボローニャ(隠れた美食の都/同じく一日で十分だがジェラート美味しかった。夕飯食べられなかったのが残念)
・サンジミニャーノ(そびえ立つ塔が有名/世界一旨いジェラートも有名。街は完全にロードオブザリングの舞台セット)
・フィレンツェ(華の都、トスカーナの中心地/「旨い飯屋はアルノ川を渡った先にある」はフィレンツェで働くコック達からのお言葉。その通りだと思う)
・ローマ(泣く子も黙る現イタリア首都/どんなに居ても居たりない)
・リミニ(アドリア海の高級ビーチ/絵に描いたような海の街。魚介が美味しかった)
・ムジェロ(MotoGP開催地/観戦のためだけに行ったので街自体はどんなのか謎)
・ナポリ(南イタリアの中心、ピッツァの本場/とにかくピザだけを食べに行く街。ピザだけを食べるために行っても損は無い街)
・ポンペイ(世界的に有名な埋もれた街/予想以上に広すぎた。日射病寸前)
以上(今までの日記のどこかに↑の日記が書いてあります)。
で、
それともう一つ、
最後の月にイタリアに遊びに来てくれたR那とSUZUKIのお二人さんと行った所、
それが、

丘の上に聳え立つ中世の街、オルヴィエートです。
いやあ、本当はこの街の近くにあるチヴィタ・ディ・ヴァニョレージョという『リアル・ラピュタの村』にお出かけするのがメインイベントだったんですが
(チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョの紹介はこちら参照⇒)http://
結果を言えば、途中で挫折。
正確に言えば、待てども暮らせどもバスが来ませんでした。
しょぼん。
ただ、
驚くべきはそんなこんなで当初『チヴィタに行くために泊まる街』だけの存在だったオルヴィエートの素晴らしさ。

街全てがアンティーク

このオルヴィエート、栄えた時代はシエナと同じ「中世」なんですが、
街自体がシエナよりも全然小さく大変コンパクトにまとまってるので、とにか全てが『可愛らしい』

小道の入り口すらも可愛らしい。

お奨めされたジェラート屋さん(外見もキュート)。
味は極めて濃厚で良かったです。
で、
このオルヴィエート、凝灰岩の頂に建つ街なため、街の下には自然or手作業で掘り進められた洞窟がトルネコのダンジョンばりに張り巡らされているんだそうです。

そしてそこの洞窟ツアーも見所の一つ

入ってみたら本当にザ・ダンジョン。

今回の洞窟探検の案内兼トルネコ係のお姉さん(年を重ねたドリューバリモアみたいでした。キュート)
このドリューお姉様がこの洞窟の始まりやらかつての活用法だとかを説明しながらガンガン洞窟の奥まで進んでいく。
慌てて追いかける我ら観光客sの不安をよそに、私の身長ですらギリな高さ&狭さの道もガシガシ入って行って、
終わってみれば藤岡弘探検隊並の大冒険を繰り広げていました。

もはや洞窟内クライミング

ちなみにこの洞窟は紀元前くらいからもあったらしく、正直当時どのように使われていたかは謎なままらしい。(ただし、ここ↑の部屋は中世頃、穴の中に鳥(鳩?)を入れて養鶏場代わりに使っていたそうな)
さて、そんなこんなで意気揚々と探検を終えた我々藤岡弘たち。
伸びきった眉毛をフサフサさせながら次はイタリア有数の美しさを誇るドゥオモを見学しました。

ドゥオモ中にあった、イタリアで一番大きなパイプオルガン
このオルガンが教会に入った瞬間に響き始めて、
思わず生えた眉毛も全て抜け落ちる程に浄化された感じでした。
その後、清い心になった所でフラフラ街散策

陶器屋さんが多かったイメージ。街に似合う。

Montanucci (モンタヌッチ)というお店で休憩。
コチラのコーヒーはイタリアの格付けブックで高い評価を得るほど美味しく人気らしい。
今回同じく美味しいという噂だったチョコドリンクをオーダー。
凄まじい濃厚ぷりで歩いた体に効きました(実はチョコドリンクは冬用メニューだったらしいのですが、お店の人が「材料あったよ~」と言ってくれたので特別に出してもらいました。有名店なのに安かったのにもびっくり)
小さな街だからなのか、シエナよりも基本物価がちょっと安い感じで、
その後夕飯を食べに出かけたTrattoria La Palomba (トラットリア ラ・パロンバ)というお店も、
3人で腹がはちきれんばかりに食べつくして30ユーロに届かないぐらいの値段でした。
死ぬまで、二度とこの量のトリュフはお目にかかる事すらできないだろうって位の量のトリュフを食べたというのに……。
ここのお店は店員さん達も全員気のいい人たちで本当にいいお店でした。
そんなこんなでオルヴィエートの一日目終了

泊まったホテルも安いのにとてもアクセスが良くて何より部屋がキュートでした。
で、二日目の朝は眠い目を擦りながらチヴィタへのバスを探すもあえなく失敗。

まあ、霧の上から覗くウンブリア州の大地を拝めたのでまあよしとしますが。
しかたが無いのでオルヴィエートもう一つの有名スポット、
『二重螺旋の階段で作られた井戸』サン・パトリツィオの井戸を皆で見学

ぎゃーーー深~~~~い(深さ62メートル)
水を汲むために『自分が降りる』井戸なんて生まれて初めて見た。

頂上から見ると凄い高さ
しかもこの井戸、地味に階段数248段を誇るため、降りても降りてもまだ着かない。
そして二重螺旋の階段⇒降りる階段と登る階段が別なため、井戸から出るには248段を全部降りた後に248段を登って帰らないといけないというナイスなしかけになっているのです。

逆流者防止の一通式回転ドア。なんだかアンティークでデラ格好いい。
いやあそんなわけで思わぬアクシデントのお陰で堪能しまくったオルヴィエートでしたが、本当に良かったです。
昼中フラフラ散歩をするのもいいですが、オルヴィエートの真骨頂はライトアップされた夜の小道と美味しい夕飯。
宿も安めなので是非行ってみて下さい。
ローマからなら1時間程でいけるので、『王道観光にイタリアの小さな田舎町体験をプラス』とかいうのにピッタリじゃないかと思います。
ただ、そんなオルヴィエートからしかアクセス方法がない、
(私の中では)伝説の村、チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョへたどり着くのは本当に大変みたいです。
実は私以外にも3人チヴィタ行きにチャレンジした人がいたのですが、なんと無事たどり着けたのはたったの1人……。
まさにリアルラピュタです。
飛行石が無いと行き方すら分からないのです。
心の綺麗な少年じゃないと駄目なのです
井戸の中でテンション上がって、

「貴様らはココから生きて帰れぬのだ!!ぬーっはっはっは!!!」
とかやってる汚れた大人は駄目なのです。
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