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イタリア旅行08ゴンドラセレナーデで至福の夕暮れ - 2011.05.25 Wed

さてと、再びヴェネツィア本土に帰ってまいりました。

帰ってきた時間は夕方の6時ごろ。
こちらは季節柄サマータイムが始まっている事もあり、まだまだ空は明るいです。



フォト

そんな中、次に向かったのはココ。
ゴンドラ乗り場です。
今からゴンドラに乗るのです。
ゴンドラですよゴンドラ。
ああなんて素敵なんでしょう。

GONDOLA-ゴンドラ-。
それはヴェネツィアに古くからある手漕ぎボートであり、交通手段であり…、
そして何よりも、ヴェネツィアそのものを形容するに等しい乗り物です。

訪れた観光客たちの視線を掴んで離さない幻想的なそのたたずまい。
特にこのヴェネツィアの複雑怪奇な路地裏を、まるで歩くかの様に音も無く横切っていくゴンドラの姿は、まさに息を飲むような優雅さです。

フォト

世界広しといえども、コレだけ仕事姿がクールな職業ってのもそうないでしょう。

コレが無いとヴェネツィアの景色は完成しない。
それくらいに、このゴンドラは訪れた我々の目に輝かしく映るもんなんです。

で、
それに今回乗れるんですよ。
もう嬉しくてたまらないんですよ。

だって前回無理だったんですもん。
何故ならこのゴンドラ料金高いんですもん。
お金が足りなかったんですもん。
だから悔しかったんですもん。

フォト

そりゃあもうパンにまで思わず「ゴンドラ」と書き殴って食べる程に(@前回のヴェネツィア旅行)

それが今回日本で改めて稼ぎ直したお陰で無事成就。
やったね。


ちなみに今回ゴンドラで利用したプランは<gondola serenade-ゴンドラセレナーデ->というもの。
別にこんなプランを使わずとも普通にその場にいるゴンドリエーレ達に「乗せて」と言えば喜んで乗せてくれるんですが、
このプランだと夕方→夜の一番見応えのある時間帯に必ず乗る事ができ、料金も少人数ならむしろお得(ただし乗り合い)。加えて40分のクルーズ中素敵な歌と演奏を生で堪能出来たりするのです

フォト

こんな感じで歌うたいさんとアコーディニストさんが同船。

前回イタリアに来た友人R那とSUZUKIの御二人が同プランを選び、いたく堪能したようなので、
我々も後に続けとこのコースでゴンドラを楽しむ事にしました(ちなみに日本からも手続きは出来ますが、手数料がかかるので現地のホテルとかで申し込んだ方がお得です)。


さあ、そんなわけで夕暮れも差し迫ってきました。
夢にまで見たゴンドラクルージングです。


フォト

ぼよ~~んと船は進みます。


初ゴンドラの感想は、まず驚く程静かでした。
いや、もちろんエンジンなぞ付いていない完全な手漕ぎのボートなんだから当然なんですが、
とはいえ各国入り乱れた観光客共総勢6名を乗せた船というのは、どう考えたってかなりの重さのはず。
それを船尾のわずかな幅の上にヒラリと立つこのゴンドリエーレたちは、手にしたオール一本を使っていとも簡単に前へと進んでしまうのです。


フォト

波音すら殆ど立てず、滑るように進む船はまさに<優雅>を形にしたよう。



路地の細い水路を曲がる時だって、


フォト

軌道修正は、足で家の壁をポンと蹴ってリズムをつけるだけ


間違っても家の壁に船をガリゴリ押し付けたり、
ましてや「どっせい!」と掛け声一発かけたりもしません。


ああそうか、分かった。
さっきから、というか、初めて動くゴンドラの姿を見た時から感じていた、このゴンドラに対する『幻想的な憧れ』、言い方を変えれば『現実を感じさせない奇妙さ』の理由が少しわかった気がする。

この人たち、全然『リアルさ』を出さないんだ。
リアルさと言うのはこの場合、つまり『船を漕ぐリアルさ』の事。
本来出してしかるべきだろうオールの軋む音も、6人もの客を乗せて漕ぎだす時のファイト一発な掛け声も、
そして疲労がたまるはずの表情も、食いしばる歯も。

全てを出さず、見せずで飄々と船を進めて見せるのである。
おまけに、船の中には陽気に歌うミニ楽団なんて乗せちゃって。
それに合わせて自分たちも歌っちゃったりして。

なるほど、
だから「波をかきわける」と言うよりも、「水の上を滑って進む」ような不思議な感覚になるんだ。
船を進める時にかかるはずの水の抵抗、重力。
そんな物を忘れさせるような幻想的な錯覚。


フォト

そんな倒錯的な感覚に体を沈ませながら仰ぎ見る街並みのなんと美しい事。


もし、
これらすべてが、このゴンドリエーレ達の狙い澄まして仕組んだ演出だとしたら、もうたまったもんじゃない。
プロ根性お見事なり。エンターティナーとはかくあるべきかな。



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ゴンドリエーレさん「船が重いだなんて言う奴はどこにもいねえよ。俺たちは格好つけるのが仕事だからな」

赤ら顔のおっさんが何を言うと笑ってしまうが、
そう堂々と言い放たれてはもう格好良いと言い返すより他の言葉が見当たらない。

ナルシスト上等。ダサい姿は死んでも見せない。
武士は食わねど高楊枝。
いいじゃないの粋じゃないの。


なんだか個人的な感想だけれども、
このヴェネツィアという都市にはべらんめぇ口調がよく似合う。
歴史も栄華も極めたプライド高き人々ではあるものの、
ミラノのようなツンと澄ました雰囲気よりもっと愛嬌のある、自国に対する絶対のプライドと、その伝統を維持でも守り通してやろうという気迫ある決意。


フォト

その思いを感じ取るに最適な場所が、もしかしたらこのゴンドラの上だったのかもしれないですね。

ヴェネツィア人の意地と心意気、しかと受け取りやした。



ps.今回のプチ蛇足


フォト

あいつら絵下手


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