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2014-05

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イタリア旅行09 ミラノで食べよう【これぞミラノ】なディナー大会 - 2014.05.30 Fri

ミラノの夕方散歩からも無事に帰ってきました。
雨は相変わらず降り続いている上に、現在5月末とは思えない程の気温です。寒い。


ミラノ
帰ってみると初日で早くもグロッキーな我が従弟を発見。

今回初めて一緒の旅行に参加した従弟。まさかここまで酒まみれ食まみれな旅になるとは、…まあ行く前から散々注意していたんですがそれでも想像を裏切る程の量だったようです。可哀想に。
さて、そんな状況でも夕飯はやってきます。
正直気持ち的にはウィダーインゼリーとか飲んでさっさと寝たい勢いなんですが、もう予約とかしちゃっているためそうはいきません。

再びホテル前で営業さん2人と待ち合わせをした後、タクシーをつかまえて日が落ちたミラノの街を飛ばす事10分程度。


ミラノ
たどりつきました。【Antica Trattoria della Pesa(アンティーカ トラットリア デッラ ペーサ)】です。

せっかくミラノでご飯を食べるのならば、是非ともミラノらしいご飯をミラノっぽい所で食べたい。という我々の要望を元に営業さんが紹介して下さったのがこちらのお店。
なんと1880年からの営業というから相当な老舗トラットリア(カジュアルなレストランという立ち位置の名称)です。


ミラノ
店内も当時そのままの状態を残しながら営業を続けているんだそうで。

雰囲気も抜群、でもお腹は最初から一杯。と言うわけで、しょうがないからみんなで『王道ミラノごはん』と呼ばれる物だけを一皿ずつ注文してちょっとずつついばんでいく事になりました。


ミラノ
とりあえず、お通し感覚で生ハム。

これは『ミラノらしい』というより『イタリアらしい』と言える程の定番前菜。衛生法だかなんだかの理由で意外と最近(96年)まで輸入されなかったんですよね。
現在は輸入OKですが基準も色々厳しいため、日本で買うとどうしても高くなってしまいます。
それがこちらでなら日本ハムのシャウエッセンを買う程度の気持ちで生ハムが食べ放題です。羨ましい。

アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
お供にピクルス漬けも山盛りです。
この生ハムとピクルスの酸味&塩気がワインと良く会います。
ええまたワインです。とんだのんべえですね。
これ、我々もそうですがそれ以上に、このワイン輸入商社の仕事ってのは酒豪じゃないとやっていけないですね。選ばれし人だ。

アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
さてさっそく来ましたほぼメインディッシュ、『cotoletta alla milanese(コトレッタ・アラ・ミラネーゼ)』です。

ミラネーゼと付いているので当然ミラノ名物。よく『ミラノ風カツレツ』と訳されますが、まあそんな感じです。
ただし作り方が日本のカツレツ(カツレツの元自体はフランス語)とは違い、肉をハンマーみたいなものでベッチンベッチン叩いて4倍くらいに広げ、そこに小麦粉並に細かくなったパン粉を付けて揚げた物です。
生地も薄いしパン粉も細かいため、恐らく同じ分量のとんかつよりも軽い感じで食べる事が出来ると思います。
とんかつソース無しで食べるため、生地の中にチーズとか入っていてまさにイタリアン。

アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
もうひとつの代表的ミラノ料理、『Ossobuco con risotto alla milanese(オッソブッコ・コン・リゾット・アッラ・ミラネーゼ)』です。
またもやミラネーゼ。
仔牛の骨付きスネ肉の煮込みがオッソブッコで、そこにミラノ風リゾットがそえてある物、それがオッソブッコ・コン・リゾット・アッラ・ミラネーゼです。実にまんまです。

ミラノ風リゾット最大の特徴はその黄色いご飯。サフランを使って作られたリゾット界のなかでも中々高級な一品です。

アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
一緒にこの店独自のオリジナルメニュー、『ミラノ風”焼き”リゾット』も頂きました。

リゾットを焼くと水分が飛んで、かなりパエリア寄りな感じになります。サフランライスだったから余計そう思ったのかも。
お粥とかおじやとかの『ベチャベチャ系ご飯』がどうにも好きになれない人にはこの焼きリゾットの方が好評かもしれません。

それとあと、オッソブッコ。
この言葉の意味を直訳すると『穴のあいた骨』という感じの意味になるんですが、それは骨付き肉の輪切りを煮込んでいる間に、その骨の中にあった骨髄がトロトロになる所から言われています。
この料理は最後にその骨髄をトゥルンッっと吸って食べる所が一番のハイライト。このトゥルンッがしたいがためにこの料理を頼んだと言っても過言ではないという人もいるくらいに癖になる美味しさです。


14イタリア (351)_R
こうして綺麗にトゥルンッとされたオッソブッコがまた一つ。

ただこれは個人的な感想ですが、私はこのトゥルンッは昔から苦手です。もしかしたら軟骨ホルモン系が苦手な人は私と一緒かも。
そういう場合は是非とも好きそうな人に譲ってあげて下さい。


アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
こうしてようやく最後のデザート。こちらは『 Zabajone(ザバイオーネ)』です。

これはミラノのお隣の州、ピエモンテ州の名物デザートです。
平たく言うとカスタードクリームなんですが、その中に入っているマルサラ酒のまあキツイ事キツイ事。アルコールが飛んだ形跡が何処にも見当たりません。デザートなのに。


アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ
そしてやっぱり最後に出て来たよ。『迎え酒』こと食後酒のグラッパ。
いやあごちそうさまです。
食べすぎた。そして飲み過ぎた。
このまま膨れたお腹を押さえながらヨロヨロとタクシーに乗り込んでどうにかホテルまで帰ってくるとそこでようやく解散。
長い一日がここで終了です。

まだ観光1日目だよ……。こんな調子で体がもつんでしょうか。
とは言え今日は本当に営業さんにお世話になりっぱなしでした。個人旅行じゃワイナリー見学なんてまず難しいですもんね。
いやあ本当にありがとうございました。


Antica Trattoria della Pesa
アンティーカ・トラットリア・デッラ・ペーザ

Address: Viale Pasubio,10 - 20154 Milano
Tel: +39 02 6555741 Fax: +39 02 29015157
営業時間: 12:30-14:00, 19:30-23:00 日曜定休
場所:地下鉄R・2番線Garibaldi F.S.駅より徒歩10分

お店のインフォメーションです。これぞミラノ!という物が食べたければ是非。


※次回はミラノ最終日、ようやくミラノ市内を観光し始めます。

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イタリア旅行08 フォンタナフレッダのおみやげと夜のミラノの街歩き - 2014.05.29 Thu

フォンタナフレッダでの怒涛のワイン飲み放題祭りが無事終焉を迎えました。
ああお腹がいっぱいだ。ごちそうさま。



フォンタナフレッダ
なんか雨以外の物も降ってきそうな不穏な曇り空の元、一路車に乗ってミラノまで帰ります。


我々が宿泊しているホテルの前でおろしてもらうと、ここで運転手のおじさんとはお別れ。
あとの2人の営業さんとはこの後夕飯までご一緒する運びだったんですが、つい今しがたまで胃がぱっつんぱっつんになる程の量のランチを頂いていたため、どう考えても夕飯が入る気がしません。
それは営業さんも同じだったようで、せめてと予定していた8時の夕飯をさらに1時間遅らせた9時にしようと言う事に決まりました。

……まあ8時が9時になった所でお腹がすくとはあんまり思えんのだが……。


とは言えそんなわけで、急に自由時間がポンと生まれてしまいました。
さてどうしましょう。
取りあえずはアレだな。今買ったワインとかをトランクに詰める作業だな。


フォンタナフレッダ
みんなが思い思いに買ったやたら大量のワインたち。

何せここの直販、あまりにも気前がよすぎて、(イタリアにしては)結構高め(=日本感覚だと別にそこまで高くない)なワインを一本買うと、次の一本を定価の半額以下でいいとか、
「お前今その場で思いついた値段だろ」みたいな価格を広報のお姉さんがバンバン言って本当にその値段で買えちゃったりできたもんなんで、気づけばみんな、旅行初日にして既に免税の本数ギリギリです。
まあ今回ワインに関してはココがハイライトですし、ココ以外の銘柄で必ず買いたいものがある!ってわけでもないんで良いんですけどね。


あと、やたら太っ腹なフォンタナフレッダさんは最後の最後まで太っ腹で、ワイナリー見学ツアーのお土産も渡してくれました。


フォンタナフレッダ
それがこちら。

みっちり。
頂いた時は中を確認しなかったので何が入っているのか分からなかったんですが、ホテルに帰ってきた今、改めて開封。


フォンタナフレッダ
こんな一杯入ってたよ……。


フォンタナフレッダ
一番上から時計回りに本とトートバッグ、フォンタナフレッダ印のソムリエエプロン(長いやつ)、アルコール度数がきっついブランデーボンボン、モスカート(マスカット)ワインのエキスを入れたキャンドル缶、フォンタナフレッダ印のワインオープナー、
自家栽培のオリーブオイル、フォンタナフレッダの領地が描かれた地図。
以上です。

……なんてボリューミー。

14イタリア (210)_R
地図はコレと一緒のやつでした。

他にもオリーブオイルはランチの時にも出てきてすっごい美味しかったやつですし、ワインオープナーなんてものすごいちゃんとした作りでした。
っていうかキャンドルとかチョコとか普通に物販ゾーンで売ってたやつじゃないですか。
何普通にくれちゃってるんですか。知りませんよこの太っ腹が仇となってまた倒産とかしても。

ちなみに一番上にあった本ですが、これはどうやらフォンタナフレッダ社の輝かしい歴史が図鑑レベルの分厚さでもって書き記された誠にありがたい感じの…会社案内パンフ?みたいなやつでした。


ミラノ
いやあ装丁豪華だし銘柄イラストとかもとても可愛いんだけど…、いかんせん重すぎる。

結果、ココで頂いたありがたいお土産の数々(というか本と地図)は、移動先のホテルに一つずつ置いていかれる事になりましたとさ。
わざわざもらったのにすいません。それ以外はがんばって持って帰りましたから。



ミラノ
さて、と言うわけで荷物の片付けも一段落しました。

時計を見てみると、夕飯前の再集合時間にはまだ猶予があります。
このままホテルのベッドでゴロゴロしていても全然良かったんですが、それだと夕飯が一口も入らないこと請け合いだろうと確信したため、比較的外に出るのに肯定的だった姉と2人でミラノの街をお散歩してみることにしました。


ミラノ
あいにくの結構な雨なんですけどね。

あーあ、これで晴れてたらもう一人くらい賛同者がいたかもしれないのに……。

そう言えばこれで今回の旅行中2回目のミラノ散歩になるわけなんですが、今回は昨日の夜よりもうちょっと時間が早かったのと平日で店が開いていた事もあって、昨日にくらべたらそこまで柄の悪い感じはしませんでした。
でもちゃんと歩く道は選びましょうね。


ミラノ
ある程度気をつけさえすれば、高級ブランドひしめく『いかにもミラノ』な所でのウィンドウショッピングも楽しめます。

なんか自分にあまりにもファッションの覚えと興味がないためすっかり忘れがちですが、ミラノは『ファッションの街』としても世界的に有名です。確か。
まあでもそれはこのミラノだけに限らず、フィレンツェに行けばフェラガモやグッチがあったりローマに行けばブルガリがあったりするわけなんですが、そんな中でプラダ、ジョルジオ・アルマーニ、ドルチェ&ガッバーナはミラノが発祥です。
凄いぞ私でも知っているブランドばっかりだ。買った事ないけど。

そんなわけで上の写真はドルチェ&ガッバーナの世界総本店。
総本店だから何か安いとかそんなことは無いんですが、少なくとも日本で買うよりは全体的に値段が下がっているそうです。日本でずっと狙っていた商品があったりするような人であれば、旅行のテンションに任せて買ってしまうのも一興かもしれませんね。


ミラノ
あともう一つ『発祥』と言えばこちらも、サッカーチーム【AC ミラン】です。

日本で言えば近年本田圭佑選手が入った事でも有名ですが、それ以前にもちろんイタリアリーグ内でもかなりの勝率を誇る名門チームです。
あいにく私はシエナに身を置いていたため、【ACシエナ】のファンという事になっているんですが(あるんですよ、本当に。万年1軍と2軍を行ったり来たりですけど)、
もしもミランファン、もしくはミランファンの友達が近くにいたら、こういったオフィシャルストアは他にも2件程見かけたので良いミラノ観光スポットになると思います。


それと他に、
とにかく外国の店(代表で言えばマクドナルドなど)の店が建たない&流行らない事で有名なイタリアなんですが、
それでも各主要都市(確認した中ではフィレンツェ、ヴェネツィア、そしてミラノ)には一店舗ずつ確認できました。ディズニーストアー。


イタリアディズニーストア
日本にもありそうな普通のラインナップとは別にこうした『ご当地グッズ』も結構揃えている辺り、ターゲットの客層はあくまでも『イタリア人』ではなくて『イタリア旅行に来た外国人』なんじゃないかなと思います。


イタリアディズニーストア
うむ、でもこのご当地T可愛い。
この国旗柄スクーターのTシャツ、キッズサイズじゃなかったら自分用に買っていたかもしれません。
うーん残念。


イタリアミラノ
さて、そうこうしている内に時刻はもう夜まっさかりです。
結局大してお腹を減らすことはできなかったけど、それでもディナーは始まります。



PS.
フォンタナフレッダ
先程紹介したお土産セットの中にあったワインオープナー。
何をうっかりしたのか分かりませんが、私以外の家族4人全員がパッキングの際これを手荷物に入れてしまったため、
帰国日の空港の手荷物検査の場所で入れ食い状態で次々捕まり、あえなくボッシュートの憂き目にあっていました。
アレ、一応ちーちゃなナイフが付いていると言う事で手荷物持ち込み禁止なんですよね。
皆さんもお気を付け下さい。

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イタリア旅行07 フォンタナフレッダでランチ(もちろんワインつき) - 2014.05.27 Tue

さてさて、フォンタナフレッダでの豪華過ぎる試飲会も無事終了いたしました。
もうお腹がワインでタプタプしています。
しかし時刻はすでに正午過ぎ。
さっきまでずっと空きっ腹にアルコールを詰め込み続けていたことになるのです。何か、何か食べたい。


フォンタナフレッダ
と言う事で、そのままおお昼へと流れる事になりました。

場所は同じくフォンタナフレッダ敷地内にあるカフェのような所。
今回ここでのランチまでがセットのコースだったため、我々のお席の予約はちゃんと取られていました。

フォンタナフレッダ
あら、大変御洒落。

光の良くさす明るい広間にただよう良い香り。
我々以外のお客さんもかなり多く、館内は落ち着いたにぎわいを見せていました。
そしてそんな我々が席につくと、まってましたとばかりに優しそうな笑顔のウェイターさんが差し出してきたのが、

フォンタナフレッダ
ワインです。


……そうか、まだ飲むのか。ランチだもんね。ご飯といったらワインですよね。


フォンタナフレッダ コンテッサ ローザ アルタ ランガ ブリュット 2007 発泡・白 750mlフォンタナフレッダ コンテッサ ローザ アルタ ランガ ブリュット 2007 発泡・白 750ml
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フォンタナフレッダ

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この時の乾杯酒は、ラベルの色は違うけど多分これ。

フォンタナフレッダのコンテッサローザです。
ビールもカクテルもシュワシュワしているのが好きな私、当然スパークリングワインも大好きです。
シュワシュワワインを見るとうっかり『シャンパン』と言ってしまいがちですが、あれはフランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけに許された商標登録的なものであり、サランラップとかホッチキスのような一般名称として使って良い雰囲気もないので、それ以外はスパークリングワインとか言った方が無難です。

ちなみにイタリアではシュワシュワは【Spumante(スプマンテ)】、あるいは【frizzante(フリッザンテ)】と呼ばれており、それらよりちょっと格上で生産できる地域が限られている【Prosecco(プロセッコ)】というのもあります。
基本どれも美味しいです。

フォンタナフレッダ
そんな乾杯酒を頂いて、最初に出て来たのはこちらです。
牛肉のタルタル。タルタルステーキです。

そう言えば今現在日本では牛のタルタルは流通禁止で食べられないんですよね。
それを考えるとのっけから貴重過ぎる一品の登場。ああ、美味しい。生の肉っておいしいですよね。
今や馬刺しくらいしか生で食べられる肉が無いのが悔しい。


フォンタナフレッダ
一つ目の皿、おごそかな温泉卵。
下に敷いてある葉物は青梗菜にも似ていました。なんだか食べなれた感じの味。

フォンタナフレッダ
そして第二の皿。トマトの入っていないミートソースみたいなパスタ。

イタリアと言えば『トマト』なイメージがあったりしますが、それは主にイタリア地図の半分より下の辺りの食文化。
北のこちら側では、トマトよりも生クリーム、オリーブよりもバターが多く使われます。
なのでこのラグー(=煮込み)ソースのパスタは北イタリアの象徴とも言えるような食べ物です。


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なんて言いながら食べている間にさらに次々ワインが出てきます。

写真の右にあるのはさっきのスプマンテ(スパークリングワイン)、真ん中のが肉料理が出てきたからと登場した赤ワイン、【FontanaFredda La Lepre(フォンタナフレッダ ラ・レプレ)】、左にあるのが温泉卵と一緒に出てきた【Fontanafredda Gavi del Comune di Gavi(フォンタナフレッダ ガビ・デイ・コムーネ・ディ・ガビ)】です。

レプレとは『野兎』という意味で、その名の通り肉料理に良く合うように造られたワインです。
ガビとはピエモンテ州にあるガビという村でできるブドウを使っているからなんだそうで。

フォンタナフレッダ
そんなガビやらレプレやらを飲みながら、メインディッシュ、ヒレ肉の蒸し焼きを頂きます。

これがなんともお上品なお味付け。
先程のパスタと同様濃くて重ったるい味付けはせずに、優しく噛み切れるお肉の食感とほんの少しの脂の味を大事にして作ったような一品でした。

ああ美味しかった。どうもごちそうさまでした。


14イタリア (273)_R
それではこちら、食後酒をどうぞ(左)。
【Fontanafredda moncucco Grappa di moscato(フォンタナフレッダ モンクッコ・グラッパ・ディ・モスカート)】です。


…私は今、このワイナリーでどれだけのワインを飲んだんだろうか。

まあでもそうか、こっちでは食前酒と乾杯酒、前菜用酒とメイン酒を飲んで、最後に食後酒が完璧なコース料理の形ですもんね。
とんだ酒道楽ですね。
特に何なんでしょうね、最後の食後酒に漂う『迎え酒』感は……。

食後酒と言えば、イタリアでは【grappa(グラッパ)】というアルコール60度のブランデーをくいっと飲むのがメジャーですが、他にも日本でも有名な貴腐ワインのような甘ったるいワインとかもメジャーです。
で、このグラッパはモスカートというブドウ品種を使っているんですが、モスカートってあれです、日本で言うとマスカットです。
そのせいなのか、グラッパにしてはものすごい甘い。そして度数も40度と若干ながら下がったためか、飲みやすくて美味しかったです。
とは言えやっぱり食後酒文化はちょっと私には必要ないかな。


フォンタナフレッダ
ああ、こっちの最後のエスプレッソの方が体に染みます。


とは言えランチの席ですらこれだけのワインを紹介してもらって浴びるように飲んで、ようやくワイナリーツアーはファイナルを迎えました。
ワイナリーのお姉さん、本当にありがとうございました。
とても勉強になりました。
ちなみに今回飲んだ中で個人的に一番のお気に入りになったのはこちらです、


14イタリア (262)_R
野兎ワインことラ・レプレです。


14イタリア (281)_R
そんなレプレをはじめとして、レストラン出口の物販コーナーにはあれだけ飲んでも飲みきれなかったブランドのワインなんかもたっぷりありました。

ここで我が家、それぞれ思い思いのお気に入りワインを購入。私もワイナリー推奨の『半リットルワイン』を何本か買いました。
しかしここで買った商品を日本に帰ってきたから通販検索などすると、余裕で4,5倍の値段になっている事に改めて驚かされます。
そりゃあそこは完璧な直販価格ではありましたが、改めて輸送代と酒税は恐ろしい。


※次回は夜のミラノ

PS.
今の今までワインしか飲んでいなかったわけですが、いくらワイナリーだからって鬼じゃありません。もちろんノンアルコールだって頼めば出てきます。

フォンタナフレッダ
と言うわけでお酒があんまりな姉が頼んだノンアルコール2品。
二つともレモネード。なんですがイメージするよりずっと甘さが控えめで、食事と一緒に飲めるような美味しいドリンクでした。
個人的には右のやつの方が好みでした。

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イタリア旅行06 フォンタナフレッダでワインの勉強会 - 2014.05.22 Thu

ワイナリー見学が終わりました。
と言う事は次はそう、お楽しみの試飲コーナーです。


フォンタナフレッダ
世界各地のアルコール工場見学において、参加者達の目的の9割はこの時間でしょう。

しかも今回は広報のお姉さん厳選のワインを色々ご紹介してくれるというので大変楽しみにしていました。
ナビゲートしてくれている営業さんたちにとってはこれがうちの店との取引に繋がる事とは言え、そんなの『ついで』で付いてきた私と姉と従弟にとっては何の関係も無いので、基本構えずかしこまらず美味しく頂きたいと思っております。

フォンタナフレッダ
そう思ってお席についてみたんですが、そこには出てくるワインのラベルがデザインされたオシャレなペーパーマットが。


フォンタナフレッダ
しかも続いて配られたのは、ワインに関する情報を書き留めるための用紙と、フォンタナフレッダ印のペン。

不味い、
私が思っていたよりずっともっと『お勉強寄り』だ。
あれだ、匂いとか嗅いで「ブルーベリーのような香りと共に感じるシナモンのような甘みと…」とかそんな事言わなきゃダメなやつだ。
困ったなあ私ってばこんなにもワインの理解が浅い人間なのに。

フォンタナフレッダ
そして最後に設置されたワイングラスたち。

この様子を見るに、どうやら我々はこれから5本のワインを試飲する事になるようです。
ああ良かった。シートの丸の数的に12杯まであったらどうしようかと一瞬おびえていたのですが、流石にそうはならなかったみたいです。
でも5杯ってのも中々のもんですけどね。たとえばコレがご飯中とかだったらまあ良いかもしれませんが、現在お昼ご飯前の絶賛空きっ腹中なわけですし、そんな時にアルコールは中々体に響きそうです。

フォンタナフレッダ
せめてもの慰みに、チェイサーのお水とグリッシーニはくれました。

この奥の木箱に入っているGrissini(グリッシーニ)。
お通し、もしくは箸休め的なアイテムとしてイタリアでは一般的な、パンの一種です。
ですがパンと言うには鉛筆並に細くて長く、食感もクラッカーに似た感じで、誤解を恐れず言えば地方のサービスエリアで売られているご当地極太プリッツに良く似ています。アレのプレーン味。
ともあれおつまみにモリモリ食べるには丁度良くて好きなパンです。ビールにも合いそう。

フォンタナフレッダ
さあそれではまいりましょう。ワイン勉強会の始まりです。

まず最初に出されたこちらは、FontanaFredda Barbaresco(フォンタナフレッダ バルバレスコ)、2008年の物。
フォンタナフレッダの代表2トップの内の一つです。

こちらのワイナリーは『バローロ』と『バルバレスコ』を主に生産していますが、『ワインの王』と称されるバローロに比べ、バルバレスコは華やかでなめらかな味わいであると言われる事が多いようです。
飲んでみてあいにく『なめらか』とやらはピンと来ませんでしたが、華やかな香りであると言う事は十分に感じられました。
そして開けてから時間がたってくるとカラメルのようなコクが出てきます。

フォンタナフレッダ
お次、FontanaFredda Barolo(フォンタナフレッダ バローロ)、2009年物。
こちらが2トップのもう一つの方であり、コンビの内のメインの方。
過去から現在にかけて、知名度、そして生産量共に1位を誇るバローロ界のトップ選手です。



フォンタナフレッダ バローロ 2009 赤 750mlフォンタナフレッダ バローロ 2009 赤 750ml
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フォンタナフレッダ

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日本でだって買えちゃうくらいにシェアが広いです。

味の方はと言うと、見た目の色は結構薄いのに、味わいが物すごいしっかりとしていました。広報お姉さん曰く「コショウのような味わい」と言っていましたが、そしてまあ「それは無いわ」と思いましたが、とにかくそれだけ味にパンチがあるというか味が締まっている感じがしたのは確かです。
さすが『ワインの王』。存在感は抜群です。

フォンタナフレッダ
お次、Fontanafredda Mirafiore(フォンタナフレッダ ミラフィオーレ)2008年物。
ミラフィオーレってなんかで聞いた事があると思えば、そうです、このワイナリーの初代当主、ミラフィオーリ・フォンタナフレッダ伯爵のお名前です。
そもそも、このフォンタナフレッダ社、その昔は社名を【Casa E. di Mirafiore(カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ)】と名乗っていたんだそうなんです。
だそうなんですが、ほら、昔一回ココ潰れたじゃないですか。

フォンタナフレッダ
こいつのせいで。

で、その時にミラフィオーレというラインナップの商標も何処かに売られてしまったんだそうです。
ですがその後何とか経営を立て直し、地位も復活し、2000年代になってようやくこの商標を買い戻す事が出来たんだそうです。

と言うわけで、このワインは初代の社名に合わせて『古典・クラシカル』な製法を守って作っているんだそうです。
そのせいか、こちらは色も濃く、樽の香りがかなり強い。余計な甘みはなく、ともすればちょっと酸っぱいか?と思ってしまうような味わいです。

フォンタナフレッダ
そろそろ頭が回らなくなってきた。空きっ腹にグリッシーニを詰め込みながら次のワイン。

次のはFontanafredda Vigna La Rosa(フォンタナフレッダ ヴィーニャ ラ ローザ)2008年物。
ローザと言う言葉に再び聞き覚えが。これは初代当主フォンタナフレッダ伯爵のお母さんにしてエマヌエレ2世の愛人→正妻になった人、ローザさんの名前を冠したワインです。
製法としてはバローロとなるらしく、ラ・ローザとは収めている畑の中で特等席とも言える好立地のゾーンの事を良い、このワインはそこで取れたブドウだけを贅沢に使っているんだそうです。

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地図的にはあの辺りだかその辺りだか。

こちらは色が濃く、でも一個前のに比べると樽味は殆ど感じられない華やかでエレガントな味がしました。お姉さん曰く「ジャムやバルサミコ」だそうですが、確かにフルーツのような華やかさがあるけど、フレッシュではなく煮詰まって熟成された感じ。
ローズと名が付いているからローズな感じがするのはプラシーボ効果なのかもしれませんが、とにかくそういった華やかな感じがありました。

フォンタナフレッダ
いよいよラスト、Fontanafuredda Barolo Lizerba(フォンタナフレッダ バローロ リゼルヴァ)2005年物。

バローロとはさっき言った種類の事なんですが、これはそれのリゼルヴァ版。
リゼルヴァとは何なんだと言いますと、『準備』とか『貯蔵』みたいな意味になって、通常のワインよりアルコール度数&熟成期間を多くしたワインの事を言います。名乗るにはそれぞれ規定が定められています。
つまり普通のより手間がかかった『プレミアム物』であり、ちょっと贅沢なビール、もといワインなのです。

で、そのリゼルヴァとはいかがなものかと言いますと、取りあえず色味が5杯中断トツで濃いです。そしてその色を裏切らないくらいに熟成された樽の香りとスモーキーな味。渋みでもあり旨みにもなるタンニンの味わいが一番強かったです。
これは同じくらい濃い味の肉料理とかが似合いそうだ。


フォンタナフレッダ
以上でお勉強会、無事終了です。


いやあ飲んだ飲んだ。美味しかった。
同じ会社のさして広くも無い土地のあちらこちらのブドウから造られただけなのに、よくもまあ5本ともまったく違う味が出来上がるもんです。
個人的には4番目に飲んだラ・ローザが一番好みだったかもしれません。ですが最後に挙手制でそれぞれ一番好きだった味を発表していったのですが、全員笑える程バラバラな結果に終わりました。
ほんとお酒の味の好みって十人十色ですね。


PS.
フォンタナフレッダ
こちらお勉強会の部屋の隅に飾られていたボトル。
2006トリノオリンピック時に作られた『応援ボトル』だったんだそうです。
そう言えば、ここもトリノに結構近いですもんね。

フォンタナフレッダ
大会前にはここも聖火のルートになり、現代表か誰かが持って走って記念にくれたんだそうです。
うむ。さすが王族経営なだけはありますな。

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イタリア旅行05 フォンタナフレッダのワイナリー見学(後編) - 2014.05.20 Tue

さて、我々は現在ミラノのご近所、ピエモンテ州にあるワイナリー、フォンタナフレッダに来ています(ちなみにミラノは隣のロンバルディア州です)。

フォンタナフレッダ
前回まではワイナリーの歴史の始まりとぶどう畑ゾーンを見ていったので、これからいよいよブドウがワインになるためのゾーンへと入っていきましょう。


ワインは飲むが知識が無い私でもわかる範囲で説明すると、ワインはブドウを絞って発酵させて、熟成させてなんやかんやで出来上がりです。
絞る前に皮を剥いたら白ワイン、皮ごと使ったら赤ワイン。二つを混ぜたらロゼワインで、しゅわしゅわさせたら発泡ワインです。
素材が少ない癖に恐ろしい程のブランドや種類があるのは何故かと言えば、日本酒をあきたこまちで作ったかササニシキで作ったか、はたまた産地は新潟か青森かといったような違いと同じです。
ワイナリー経営者いわく『同品種のブドウでも、丘のこちら側で育ったかそちら側で育ったかで味が変わってしまう』のだそうですから、あっという間にテイストの違うワインが無限大レベルに作られてしまうのです。


フォンタナフレッダ
全てのブドウはまずこの巨大マシーンに飲み込まれて粉砕されます。

ワインと言うのは奥が深いとは良く言われますが、とは言えたった一つのワイナリーからできるワインだけでもそれだけ沢山の品種(しかも出来上がり具合は毎年ランダム)が溢れているなんて、正直先が思いやられて足を踏み出す気になれません。
トップソムリエ達は一体どれだけの知識を溜めこまなければならないのやら。


フォンタナフレッダ
タンクの中で発酵中。この時は皮も種も入ったままなんだそうです。
なんかビール工場のタンクみたい。

こうして見るとワイナリーっていうのもかなり近代的になっているんですね。そして最初の発酵っていうのは基本こういうタンクの中でやるもんなんですね。
単純に『ワイナリー』と聞いてふわふわと思い浮かべる映像としては、大きな木の樽が薄暗い蔵の中に所狭しと並んでいる感じの景色なんですが、それはこれらの作業の後。発酵後の熟成期間の工程の姿なんだそうです。

フォンタナフレッダ
と言うわけで近代化されてもやっぱりありますこういうシーン。


フォンタナフレッダ
でかい。

さっきのタンクでの発酵後、圧搾機にかけて果皮と種子を取り除いてからジュース部分だけを詰めて熟成。
樽の香りをまといながら静かにワインが出来上がっていくんだそうです。

フォンタナフレッダ
先程の発酵タンクから熟成樽ゾーンをつなぐ道。

狭くて暗くて実にじめじめしています。
今となってはこの道の天井沿いにパイプが通され、バルブ一つでワインの元がダーっと汲み上がるシステムになっているのですが、
そんなメカニカルな代物が登場する前までは、このせまっちい通路をブドウ汁を瓶に詰めた人が延々往復して運んでいたんだそうです。

フォンタナフレッダ
一日見学なら面白いけど、働くにはこのダンジョンは厳し過ぎる。


フォンタナフレッダ
さらには先程のような昔ながらのマンモス樽で作る製法もありますが、こういった小分け樽製法もあるんだそうです。

フォンタナフレッダ
いや、小分けと言う程小さくないけど。あの樽を見ちゃうと思わずそう思ってしまいます。


で、こうして樽の中で熟成を続けて立派なワインへと生まれ変わった元ブドウ汁たちは、晴れて瓶詰め加工されてそのまま出荷、もしくはさらに瓶状態で熟成を重ねて高級ビンテージワインへの道をそれぞれ歩んでいくのです。

フォンタナフレッダ
以上で大変大まかなワインの作り方と工場のフロア紹介おしまいです。


しかし工場に入ってから今まで、何処にいても何をしていてもすべからく酒臭いです。
これはもしワインが苦手な人なら思わず顔を歪めてしまうかも。下戸な方に至っては長居できないレベルかもしれません。
そしてこの工場見学。仮にもワインメーカーとしてはかなり知名度もあり、お高級なワインを数多く取りそろえている由緒も正しき所なのに、なんというか色んな所がラフでした。

フォンタナフレッダ
樽への充填中、結構な勢いで漏れ続ける大事なブドウ汁たちとか。

フォンタナフレッダ
築地市場を走るターレット・トラック並に暴走するフォークリフトだとか。

フォンタナフレッダ
ラインが詰まって目の前でバリンバリン割れていく瓶とか。

まあフォークリフトはこの際良いとして、上下に関しては色々勿体無さ過ぎるだろ。
良いのか。多少の非生産性に関しては不問なのか。
これが元王族会社の心のゆとりか。


フォンタナフレッダ
そんなやんごとなき経営が仇となったのかは知りませんが、このワイナリー、ここに映る3代目伯爵の代で一回潰れたんだそうです。
……ほーれ言わんこっちゃない。

そしてそのせいか分かりませんが、なんだかこの写真のチョイスに若干悪意を感じる……。
もっといいショットは本当に無かったもんなんだろうか。



フォンタナフレッダ
さて、工場見学の後はお待ちどうさまです。試飲会の始まりです。


PS.
ワインの瓶と言うのは基本的に一律750mlです。ですが最近では色んなサイズのバリエーションもあったりします。

フォンタナフレッダ
このワイナリーで今押しているのは500m、1L、1.5Lの『分けやすいシリーズ』です。
特に一押しなのは、この半リットルシリーズ。
こちら、2人で2杯でちょうど良いというコンセプトらしいのですが、実はイタリア、『ワイン2杯までなら飲酒運転に入らない』という、日本からみたらおったまげるような飲酒運転状況なんです。
まあ確かに、彼らラテン系民族の酒の強さ、およびアルコール分解速度は日本人の比じゃないわけなんで、彼らのワイン2杯が日本人の缶チューハイ2口に相当する計算なのかもしれません。
なのでこの半リットルワインには『車に乗る人もこれなら安心!』という、およそアルコール飲料とは思えないキャッチフレーズでもって絶賛売り出し中なんだとか。
もちろんこの売り方は日本では通用しませんが、それとは別に我が家のようにワインを好んで飲むのが食卓に1人だけ(ご主人は日本酒派)とかの場合、この半リットルは実に都合の良い商品だと思います。
これなら1日~2日内で酸化する前に美味しく飲みきれますし。
この瓶のタイプ、これからもどんどん普及して欲しいです。

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イタリア旅行04 ワイナリー、フォンタナフレッダとバローロとバルバレスコ - 2014.05.18 Sun

つきました、ワイナリー。

ピエモンテ州にある【FontanaFreddaフォンタナフレッダ】です。


フォンタナフレッダ
この敷地内より先、建物も畑も全てワイナリーの所有物です。


とにかく見渡す限りのワイン畑。
雨だったのが非常にもったいない。
そしてまだワイン蔵もワイン樽も見ていないのに、すでにちょっとワイン臭が漂い始めています。凄い。

これから我々が体験するのは、ワイナリーでの工場見学。要するに以前京都旅行中にやったサントリー山崎工場見学と同じような感じです(その時の様子はこちら)。
もしくは千葉で行ったサッポロビール工場。あるいは那須の方のサッポロビール工場。横浜のカップヌードルミュージアム……は、稼働している工場の見学というわけじゃないからちょっと違うかもしれませんね。
まあでもそんな感じです。そのワイン版なんです。

さて、それでは早速ワイナリー見学を始めましょう。

我々の到着に合わせてやってきてくださったのは、ショートヘアがお似合いのワイナリー広報担当のお姉さん。
日本人営業のお二人とは既に何度もこういった形で面識があるらしく、非常に気さくなあいさつを交わしてからさっそく工場の中を案内し始めてくださいました。
周りを見れば同じような見学参加者っぽいグループもちらほらいましたが、我々1グループでお姉さん独り占めか。贅沢だな。


フォンタナフレッダ
フォンタナフレッダ社のお姉さん(真ん中)が、まず弊社の始まりの歴史から事こまかに説明してくださり、それを両脇の営業さんが通訳してくれるという万全の態勢。


そんな中、一体どんな事を紹介してくれたのかというと、
まずフォンタナフレッダは設立が1878年。そもそもの始まりはイタリア統一後の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が自分の愛人をここに住まわせた事からはじまり、後に正妻が無くなられて正式な妻となった元愛人ローザさん。そしてその子供アルベルト君がこの地でブドウを育て、作り上げたのがこのフォンタナフレッダ……。
って、え、という事はここ王族経営のワイナリーって事?


フォンタナフレッダ
ロビーにでかでかと飾られたこのパネルの写真に写っている立ち姿の女性がローザさん。左で胡坐をかいているのが息子のアルベルト君。そして椅子に座っている立派なひげもじゃが、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世です。


フォンタナフレッダ
こちらが大きくなられたアルベルト君。この頃にはミラフィオーリ・フォンタナフレッダ伯爵という名前になっているんだとか。

へー、そうなんだ。まさか社長が王族だったとは。そりゃ大きいわけだ。
ですがこれでも全盛期の頃よりは多少規模も変わっているらしく、何より近代ではワイン製造に多くの機械を導入しているため、ワイナリーに住み込みで働くような人は随分減ったんだそうです。


フォンタナフレッダ
それでも未だ家族単位で住み込んでいる人たちも何十世帯といるらしく、ここが彼らの住むアパートなんだそうです。


フォンタナフレッダ
人が住んでいれば教会もある。まさにワイナリー内に一つの村があるがごとくです。

人力作業まっさかりだった頃にはこのワイナリー村の人口は2000人を超えていたんだそうで、とにかくその規模の大きさには驚かされます。


フォンタナフレッダ
そんな彼らが植えたり育てたり摘んだりしているブドウがこちら。

まだ海ブドウサイズの実しかつけていませんが、これがネッビオーロという品種のブドウ。ここからバローロとバルバレスコという、ワインの…ブランドと言うんでしょうか。そんなような物が作られ、その重厚な味と深いコクで『王のワイン』と呼ばれているんだそうです。


【専用木箱入り】フォンタナフレッダ バローロ ラッツァリート 1995年 (イタリア・ピエモンテ) 750ml【専用木箱入り】フォンタナフレッダ バローロ ラッツァリート 1995年 (イタリア・ピエモンテ) 750ml
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フォンタナフレッダ

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現在も伝統的なバローロ造りのリーダーとして大活躍中なんだそうです。


フォンタナフレッダ
『王族が納めるワイナリー』で『王のワイン』を作っていたワイナリーの村人たち……。自慢だったろうなあ。


そう言えば、昔知り合いの紹介で遊びに行ったワイナリーで収穫体験(という名にだまされて蓋をあけてみたら2時間無給労働)を味わった事がありましたが(こちら)、ああいった収穫作業というのは相変わらず人力でやり続けてるんですよね。
でもそれ以降の作業では、ブドウ運びにトラックを使えるようになったり、樽に組み替えるポンプが電動になったりとちゃんと近代しています。
と言う事はつまり、当時ならそれらも全部手作業か……。タフな仕事だ。


※続きは醸造庫の紹介。

PS.
ワイナリーの名前、そして王の息子の伯爵としての名前にもなった【Fontana Fredda】。そもそもはこの土地に最初からあった地名で、

フォンタナフレッダ
意味は【冷たい噴水】です。
まあこの写真の噴水は別に当時のものと言うわけではないんですが、つまりこの地には天然の湧水があったという事です。
『良いウィスキーは良い水選びから』とは以前サントリー山崎工場見学の時に覚えた言葉ですが、多分ワインにとってもそれは同じ事なんでしょう。

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イタリア旅行03 いざワイナリーへ - 2014.05.16 Fri

いつもより少し早めにミラノへとたどり着き、ちょっと散歩をしてから夕飯を食べて就寝。

変わって本日2日目より、いよいよもって本格的なイタリア旅行の始まりです。
今日から始まる怒涛の観光計画。
さあホテルのベッドを降りて気分も晴れやかにベランダの窓を開けてみると、


ミラノ
そこは雨……。


……なんか、どうにも前回の台湾といいその前のフロリダといい、ここ最近天気の運に恵まれていないような気がします。
何か悪い事でもしたでしょうか。


ミラノ
旅行先の雨程、都合の悪い物は無い。

別に砂浜のあるビーチで日光浴とか、スカイダイビングだとか、オーロラ観賞とか、
そんな感じの『晴れなきゃ全てが台無しだ!』みたいなイベントを用意しているわけでは無いので、雨になったら絶対駄目!という程ではないんですが…、
いかんせんフットワークが効かなくなってしまうのが一番痛い所です。人はもちろんカメラとかも濡れちゃうわけですし。
あと雨が降るという事は気温もぐっと下がるわけで、とたんに季節が一カ月程逆戻り。
前回来た時は日中ならTシャツ一枚でも十分な程だったので今回もそんなつもりでパッキングしてきた衣服のラインナップに早くも暗雲が立ち込めています。
心配だ。私はこの先の気候を生き抜いて行けるのだろうか。


ミラノ
まあでももう来ちゃったんだからしかたありません。楽しみましょう。

というわけでこの日の予定は、早くもミラノのハイライト、【ワイナリー見学】です。
実は前回のイタリア旅行でもワイナリー見学はしたのですが(その時の様子はこちら)、あれはイタリア中部のトスカーナ地方のワイナリーでした。

ワインが好きでは無くともちょっとお酒をたしなむような人なら知っているかと思われますが、ワインと言えばフランス・ワインが有名です。ですが、それに次ぐ程イタリア・ワインも文化的に、そしてブランド的に有名なんです。

なので日本全国にまんべんなくご当地日本酒が溢れているように、ここイタリアもあらゆる所にワイナリーがあります。
今回は、我が父のイタリア料理店にありとあらゆるイタリア食材(主にワイン)をおろしてくださっている輸入商社の社員の方が、取引のあるワイナリーへの見学の案内を買って出てくださいました。


ミラノ
朝も早くにホテルを出てみると、既に横付けされている大型バンとスーツ姿の日本人+イタリア人ドライバーの姿が。

雨と寒さをモノともせず、ノコノコやってきた我々に対し実に爽やかで威勢のいい朝のごあいさつを済ませるお二人。
直角に曲がった綺麗なお辞儀。清涼感のある短髪。店オーナーの父と母はともかく、このたびまったくもって初対面な我々にすら実に気さくかつ丁寧な態度で接するその距離感。
……営業だ。営業の人だ。海を越えて働くジャパニーズビジネスマンだ。すいませんちょっとそこでリゲイン片手に持ってみてくださいよ。凄い似合うと思うから。

今までの仕事柄、会社にいても営業部所属系の方と関わる事が殆ど無いまま社会人生活を送ってきてしまったため、こんなにも初対面の人と気軽に話せる人を見ると若干驚いてしまいます。
いいな、社交性のある人って。

しかしそうか、そうだ今回のワイナリー見学は仕事的な部分も入っていたんだった。
その証拠に、前回なんかは実にダラダラとのんびり好き放題な見学、というか先にワイン飲んだせいでよっぱらってメインの見学が出来なかったようなレベルだったんですが、今回はそうはいかないのです。


ミラノ
我々を乗せたバンはあっという間に高速に乗り、そのまま西へと移動します。
ミラノの街並みは意外にあっさりと終わり、あとは緑豊かな丘の連続です。
運転手さんはイタリア男の名に恥じない軽快過ぎる速度でぐんぐん高速を飛ばしてくれていますが、今回行く場所はミラノからそこそこ遠く、1時間ちょっと程度なんだとか。

ミラノ高速
なので休憩と時間調整も兼ねてサービスエリア的な所に一度入ります。

ミラノ高速
ここで休憩。
このマイシェフという店、かなり大きなチェーンらしく、都会な街の繁華街や空港、そしてこういったサービスエリアなどでよく見かけます。
気軽なレストラン風だったりフードコートみたいな雰囲気だったりと結構形態のバリエーションが豊富なようですが、

ミラノ高速
ここのはサービスエリアらしくバール(bar)風でした。
車を運転しながらでも食べられるようなパニーノや菓子パン風な商品がショーウィンドーにずらりと並び、おそろいのユニフォームを着たおっさん達が忙しそうにコーヒーを入れ続けています。


ミラノ高速
せっかくなので私もここはエスプレッソを一つ。

その昔、エスプレッソというやたら洒落た名前のコーヒーが日本に来たての頃、おままごとサイズのコーヒーカップに味見にもならない量のコーヒーが入れられたそれを見て「ぼったくりだ」と思ったのはきっと私だけでは無いはずです。
ところが、今となっては私このエスプレッソの大ファンです。何故ならイタリアに住んでいた時、店に入って飲むものと言ったら基本コレしか出てこなかったからです。
何処のカフェへ行っても何処のバールに行っても、【Caffè】と言うと百発百中でこれが出てきます。
日本でおなじみの『普通』のコーヒーというのは【Caffè lungo(カフェルンゴ(=長いコーヒー)】もしくは【Caffè Americano(カフェアメリカーノ)】と呼ばれていて、イタリア人の意識としては『水で薄めたコーヒー』という実にネガティブ感満載な立ち位置になっています。
しかもただ薄めただけではなく、エスプレッソとアメリカンなコーヒーでは何か味が違うんです。
そのせいか、エスプレッソは大好きな癖に私は未だ日本で普通のコーヒーを飲む事ができません。
そしてやっぱり本場で飲むエスプレッソ、もといカフェは本当に美味しい。日本では普通のあのコーヒーしか飲んだ事が無い、もしくはコーヒー自体飲めないという人も、是非興味本位でもこの本場のエスプレッソを頼んで飲んでみてください。
多分美味しいと思いますよ。

14イタリア (93)_R
さて、エスプレッソについても語れた事ですし、先へ進みましょう。

時刻は恐らくミラノを出てから1時間半。辺りにすっかりコンクリート製の物は見当たらず、あるのは養殖されている木々や畑たち。

14イタリア (94)_R

そして、何より増えて来たのはブドウ畑。

走っている最中なのでこんな画像ですが、なだらかな丘の全てがこんな感じの景色になってきたらいよいよワイナリーゾーンへと入ってきた証拠です。
そして今回我々がお邪魔するワイナリーがこちら、


14イタリア (95)_R
【Fontana Fredda(フォンタナフレッダ)】です。



フォンタナフレッダ バローロ 2009 赤 750mlフォンタナフレッダ バローロ 2009 赤 750ml
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フォンタナフレッダ

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日本にも普通に輸入されている程規模の大きなワイナリー会社です。


ピエモンテ州 クーネオ県 セッラルンガ・ダルバという場所に位置し、創業は1878年です。老舗ですね。
ココに今回はお邪魔します。
さあ社会見学の始まりです。



PS.
14イタリア (88)_R
サービスエリアで買った姉の戦利品。
日本ではあまり売っていないが姉が大好きと公言するTIC TAC。商品名的にイギリスのお菓子だと思い込んでいましたが、調べてみたら驚きのイタリア製でした。
ちなみに奥のメントスはオランダ。こちらも意外。

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イタリア旅行02 初めての晩御飯と夜のドゥオモ - 2014.05.13 Tue

たどり着きましたイタリア。まだ明るいですミラノ。
生まれて初めての直行便にてヨーロッパへとやってきた喜びで胸を満たしながら、マルペンサエクスプレスに乗って最寄りの大きな駅、ミラノ・カドルナ駅ことミラノ・ノルド駅ことミラノ北駅へとやってきました(この駅名のややこしさは前回のブログ参照)。


ミラノ
ホテルの最寄駅はココでは無いのですが、荷物も多い事ですのでここからタクシーに乗り込みました。


今回ミラノは2泊する事になりましたが、泊まった場所は 【Hotel Cavalieri(ホテル・カヴァリエリ)】

ミラノ一有名な観光スポット、ドゥオモから徒歩5分程度と大変観光に向いた素敵立地でした。
カヴァリエリ(=騎士)という名にふさわしく、内装はシックでモダンでまさに男性的な格好良さ。
そしてジェントルメンならではの素敵なおもてなしの心も。


ミラノ
予約をした私宛に、ホテル名の入ったメモ帳(&ペン)が送られていました。

素敵、このメモ帳地味にちゃんとしている。こんな物を頂けるなんてすごいわ、カヴァリエリ。素晴らしいわカヴァリエリ。
ただ…、


ミラノ
名字は盛大に間違えられていたけど。
誰だ松沢って……。


ひょっとしてこのプレゼント、間違って我々の部屋に送られただけなんじゃないだろうか。……そうじゃないと良いけど。もうもらっちゃったし。




ミラノ
部屋のベランダから見る景色もかなりナイスです。


ともあれ、なんとかミラノまでたどり着いて大きな荷物を置く事が出来ました。
予定としては今日はこのまま就寝という流れだったのですが、眠るにはまだちょっと時間もありますし、就寝前に機内食以外の物も食べておきたい。
しかもせっかくドゥオモにも歩ける距離にいるのにこのまま見ないで置くなんてちょっと勿体無いと言う事になり、食べ物探しも兼ねてちょっと散歩にでかけてみました。


ミラノ
そしてものの五分で着いた景色がこう。


こんにちは。ミラノの象徴、世界最大のゴシック建築、【Duomo di Milano(ドゥオモ・ディ・ミラノ)】です。

ドゥオモとは大聖堂みたいな物を指す名称で、各街に必ず一つある教会堂。つまりその街で一番豪華で偉い教会の事を言います。
なのでどんなに小さな街でも村でもドゥオモというのは非常に荘厳で美しいのが常ってもんなんですが、


ミラノ ドゥオモ
ここミラノのは軽くまがまがしいレベルです。


多分これがイタリアでは珍しいゴシック建築で作られた(しかも世界最大規模で)建物であると言う事も大きいと思います。
夕日の明かりが消えて、浅い夜が始まる直前の空をバックにしたこの姿は軽くファンタジーの世界にでも入り込んだようでした。
いやあミラノ観光としては衝撃的なスタートだ。

実の所ミラノ自体には4回程来ているんですが、その全てが移動のための一泊としての利用だったため、今回のようにじっくりと、しかも夜のドゥオモを見たのは初めてです。いやあ今まで見ていなかったのが悔やまれます。これは美しい。


ミラノ
あと、もうひとつ有名な美しいアーケード、【Galleria(ガレリア)】もこの直ぐ横にあります。


ミラノ
こちらも入ってみたらとても美しかったです。


あいにく日曜の夜という事でどの店も開いていなかったのですが、そのひと気のない感じもこれまた絵になって素敵でした。
いやあいいもんですね。旅の初めとしては幸先いい事この上ないじゃないですか。
早くも日本の慌ただしい生活から一気に抜け出して、別の世界へとやってきてしまったようです。

しんと静まり返った美しいガレリア。厳かにそして堂々と佇むドゥオモ。
大理石の床。石畳の道。石彫りのレリーフ。
スーツのタイを緩めながら家路を急ぐ紳士。車道を走るイタリア車。
はしゃぐ子供の声。何処までも追いかけてくるミサンガ売り。しつこい物乞い。路肩の注射器。


ミラノ
謎の不審火。


そう、ここは別の世界。
慌ただしい日本の、東京バナナにくるまれた様な穏やかな治安はもうないのです。
ミサンガ売りには決して腕を出してみせないようにしましょう。イタリア車には轢かれないようにしましょう。


ミラノ
そして知らない土地では夜間の外出は控えましょう。


と、言うわけでこの日は散歩も早々に切り上げ、ホテルについているレストランでちゃちゃっとご飯を済ませて就寝となりました。
本番は明日から。
イタリアの旅はまだ始まったばかりです。


PS.
ミラノ
ミラノ名物は数ありますが、その一つがこの黄色い出汁巻き卵みたいな物。
その名を【polenta(ポレンタ)】と言い、北イタリアの定番料理なんですが、前回の家族旅行で怒涛のポレンタまみれinヴェネツィアを味わって以来、我々骨の髄までこれが苦手になってしまいました。
だから頼むわけないのにお通し感覚でやっぱり出てきたポレンタ。そしてやっぱり不味かったよポレンタ。


※明日からはワイナリー見学スタートです
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イタリア旅行01 夢の直行便でミラノへ - 2014.05.10 Sat

さて、このたび私はゴールデンウィークを利用してイタリアへと行ってきました。
なんだかんだで良く行くイタリア。行けども行けども見る所が多いイタリア。
素晴らしいイタリア。若干治安の悪いイタリア。そんなイタリアの旅行記です。
今回の旅のコンセプトは『盗まれない、盗ませない』です。皆さんバッグは必ずチャックの閉まる物を持っていきましょう。


成田空港
取りあえず、全ての始まりは成田から。


イタリアは観光旅行先として随分メジャーなため、成田以外にも関西国際空港からも直行便が出ていますし、乗り換えを視野に入れれば相当な数の飛行機会社からルートを選ぶ事が出来ます。これは便利。

もちろん一番楽なのは【ファーストクラスでの直行便】に決まっているのですが、今回もそんな予算は当然なく、
旅のご予算と機内滞在時間&乗り換え回数の精神的限界値を秤にかけた結果、【行きは直行便(ただし帰りは地獄の2回乗り換え)】というちょっと変わった飛行ルートをたどる事に決まりました。

旅行後半のしわ寄せ感が半端ないですが、まあこれも良いでしょう。
『元気な行きの便に乗り換えを多くして、帰りを楽な直行便にする』という逆の方法もあるにはあったのですが、
着いたその日からヘロヘロになっているくらいなら、旅を謳歌し終ってからの方がどれだけ飛行時間が長くても強制的に眠る事が出来るだろうという考えの元、このプランが決められました。


成田空港
多分私にとって『行き帰り直行便でヨーロッパへ行く』というのは、『ファーストクラスに座る』並に訪れる事の無い選択かと思われます。



ま、そんな愚痴はともかく、


成田空港
今回使った航空機はアリタリアです。

名前だけで分かる通り、イタリアの航空会社です。テーマカラーは深い緑とワンポイントの赤です。
現在日本⇔イタリア(ミラノ・ローマ)間を直通運転しているのはこの会社のみで、確か昔はJALもあったような気がしますがいつの間にか無くなってしまったようです。


アリタリア
航空会社によっては有料だったりしますが、アリタリアはアルコール無料です。
でもこのCASTELLO(カステッロ)というビールは始めてみました。
調べてみればこれはフリウリ・ヴェネツイア・ジュリア州(イタリアの一番右上の端っこ州)の会社の物らしいのですが、残念ながら私のタイプの味ではありませんでした。イタリアビールなら多分一番有名なnastro azzurro(ナストロアズーロ)の方が好きです。昔乗った時はそれが出てきた気がしたんですが、今回はなんでなんでしょ。
降りる場所が今回は北イタリアだからかしら。


アリタリア
機内食は普通の美味しさです。
こちらはジャポネーゼ。たらこご飯ときんぴらごぼうが美味しかったです。


アリタリア航空
こちらはイタリアーノ。ラザニアでした。
ビーフ・オア・チキンだとすると、こっちがチキンだったのでしょうか。それともそんな概念無いんでしょうか。
あとなんで両方とも炭水化物がメインであるのに平気でパンも出てくるんでしょうか。
機内食の伝統なんでしょうか。


アリタリア航空
食後に日本でもまだ食べた事の無い日本のアイスをくれました。

あいにく機内映画のラインナップは大した事ありませんでしたが、美味しいアイスと、何より直行便という素晴らしいサービスでもって大満足な空の旅。
寝たり起きたりお酒を飲んだりしているうちに11時間程経過して、我々ミラノのマルペンサ国際空港へとたどり着きました。


ミラノ空港
いつもならここで乗り換えとなるはずが、今回はもう到着。
ああなんて体と心が楽なんでしょ。
やっぱり直行便っていいですね。


ミラノ空港
さて、それではさっそくホテルへと向かいましょう。

マルペンサ空港からミラノの市内へと向かう場合、選択肢として出てくるのは、この荷物引取りターンテーブルの所にある大きな案内図の通りです。
なんかゴチャゴチャ書かれていますが、つまりは電車かバスか、タクシーかレンタカー。

レンタカーはさておき、公共交通を使うなら電車が一番初心者的には簡単かと思います。
安さを考え、なおかつ予約したホテルが何処かのバス停留所付近であると分かっていればバスも使えますが、
人数がそこそこいて割り勘できると考えれば、タクシーは『市内』ならどこでも一律料金なため、それこそホテル前まで直で移動できます(本当に一律料金で収まるかはタクシー次第ですが)。
空港から出ている電車はMalpensa Express(マルペンサエクスプレス)という名前も近い成田エクスプレス的な電車一本のみで、市内の2大主要駅の【Stazione di Milano Cadorna(ミラノカドルナ駅)】と【Stazione Centrale di Milano(ミラノチェントラーレ(=中央)駅)】に止まります。


10_milano.jpg
右上の赤丸がミラノ中央駅、左下の青丸がミラノ・カドルナ駅です。


ややこしいのがこのミラノ・カドルナ駅ミラノ・ノルド(北)駅とも呼ばれていたり、ミラノ中央駅ミラノチェントラーレ駅としてしか表記せずにあくまで別物だと勘違いさせてしまうような日本語表記がされていたりして混乱するんですが、これらは全て同じ駅です。
ミラノ・カドルナ駅ミラノ・ノルド駅であり、
ミラノ・チェントラーレ駅ミラノ中央駅なんです。
そして二つともマルペンサエクスプレスに乗れば着きます。
空港を出て案内表記に従ってトランクケースをゴロゴロ言わせれば、大きな駅への入り口と無駄にでかい有人窓口が見つかるのでそこでたどり着きたい方の駅名を言ってお金を払えば切符は買えます。
イタリアには改札機が無いため、自分でホーム前に設置されているマシーンに切符を入れて日付等を打刻しましょう。
じゃないと抜き打ち検査に来た駅員さんに物凄い罰金を支払う羽目になります。


ミラノ空港
そして中央、カドルナ両駅は二股に分かれた先の終着駅なため、乗り間違えには注意しましょう。


ミラノカドルナ
我々が今回ホテルを取った最寄駅はこちら、ミラノ・カドルナ駅(またの名をミラノノルド、あるいは北駅)です。
……ややこしい。


駅の規模で言えば中央と名が付くだけあって、ミラノ中央駅の方が大きく、また駅自体も大変立派です。
ただしミラノ名物のドゥオモやガレリア、最後の晩餐のある教会などはこちらのカドルナ駅に近いため、現地での移動のしやすさで考えればカドルナ駅周辺のホテルの方が何かと便利かもしれません。
それにミラノ中央駅方面の電車は途中駅停車タイプも多く、普通の通勤で利用している人もいたり降りる場所がちょっと不安になったりしてしまうかもしれませんが、こちらのカドルナ駅は空港と直結なため、停車駅も一個と間違えようがありません。


ミラノ
一応車内スクリーンに路線図がずっと掲示されているのだが、こんなに意味の無い路線案内は初めてだ。



ミラノ
ま、何はともあれそんなわけでミラノカドルナことノルドこと北駅へと到着しました。


ミラノ
この時点で時刻は午後7時半。
サマータイムが始まっているイタリアは未だ明るく、日のある内にイタリア上陸を果たしたのは今回が初めてです。
ああ、やっぱり直行便は本当に楽だ。
そして帰りの便の事は考えないでおこう……。寒気がする。


※次回は夜のミラノ

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出版社で仕事をした後イタリアに住み着く。
その後帰国し所帯を持ってからは映像編集の仕事に従事中。
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