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2011-11

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ハネムーンクルーズ日記4(初日・ヴェネツィア2) - 2011.11.16 Wed

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前回の日記では、目の前に突如現れた超巨大客船に口をあんぐりあけたところまで書きました。

今度はそこから実際にこの船に乗って出航する所までです。
ただし、基本的に口はひらきっぱなしです。


まず本船の乗船口となるチェックインスペースへと向かいます。


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場所は前回スーツケースをゴロゴロしたまま行ったら「まだだよ」と追い返されたココです。

入ってみると大きなフロア内には既にかなりの人数の皆さんが待ちぼうけ。
ここで自分の整理券番号(我々なら7番)がコールされたら、晴れて登場口まで進みます。



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入り口手前では、飛行機の手荷物検査と同じようなチェックが入ります。

で、タラップを渡っていよいよ船内に。


渡り廊下みたいなところで乗船登録用の写真を渡ると、タラップが接続されているデッキ3(3階)からいよいよ船内に。



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いきなり広がるラウンジー。

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吹き抜けの天井を上下するエレベーター


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天井には歴代の船たちのディスプレイ。



そしていそいそと我々の部屋のある階(デッキ1)まで降りてみると、

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廊下が長~~~~~い。
なんだこの長さ。

中学の美術で習った一点透視図法そのものじゃないか。
私の目の悪さを差引いても、突き当りが見えない程の長い廊下に思わず鏡かはたまた騙し絵でも奥に立てかけられているんじゃないかと疑うほどの廊下の長さ。


なにせこのコスタフォーチュナ号、
全長272,2 mと破格にでかい。

直立させればその高さはビルの78階分だというのだから度肝を抜かれる。
それはまるで、池袋サンシャインがあの建物ごと唸りを上げて海の上を進みだすようなもの。
♪海~にお船を~浮かばぁ~せて~♪
なんてのどかな曲よりも、どちらかと言えば
♪さらば~地球よ~~♪
の方がしっくり来そうなそんな重量感たっぷりのド迫力客船なのである。


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そしてどうにかたどり着いた我が船室の様子がこちら。

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ここが8日間おせわになる我らが城です。


あら、広いじゃないの。
今回私たちが予約をした部屋は【海側ツイン】と呼ばれる二人部屋タイプ。

他にも海側でなおかつプライベートバルコニーが着いているタイプと窓すらないタイプの部屋の3種類がメイン選択肢になっていたのですが、その中では我々の部屋はちょうど間の価格。
他にもバルコニー付きよりさらに上のスイートやらエグゼクティブやらもありましたが、
基本的に選ぶとなるとこの3タイプの内のどれかになるでしょう(ちなみに各タイプ1人部屋用バージョンもあります)。

で、結果ですが、今回のチョイスは実は一番良かったんじゃないかと。
窓があるので部屋から海や島を眺める事ができますし、
そのくせバルコニー付きよりもお値段が手ごろ。
窓付きはバルコニー付き部屋よりも下の階になっていたので(我々はその中でも最下層のデッキ1)、ビュー的な問題があるかしらとも思いましたが、船ごとでかいので心配なし。

「船酔いとか大丈夫かな?」と心配もしていたのですが、
それもまったく心配ありませんでした。


「でも、せっかくならバルコニー付きの方がいいんじゃないかしら?」
とも出発前に思っていたわけなんですが、後で知り合ったバルコニー付き部屋に泊まっている人いわく、「結局一度もバルコニーに出なかった」との事でした。


たぶんそれは、今の季節が寒風拭きすさむ11月だったから。
海風がたまらなく寒かったから。
まあ恐らくシーズンまっさかりの夏頃ならば、
バルコニーにふらりと出てそのまま夕日を眺めながらワインで一杯
な~んて有意義な使い方が出来るんでしょうけどね。

バルコニーのない我々は、外の風に当たるべく船のあらゆる階のデッキをフラフラしていました。
これはこれでたぶん楽しい使い方。
皆様吟味の上お部屋のチョイスを。



てなわけでいよいよ出航。


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の前に、


ラウンジの一つを借りて、日本人乗客のための【客船説明会】が催されたので参加してみました。

何せ生まれて初めての船旅。
船内でのお金の支払い方法どころか、今日の夕飯の場所がこの船のどこにあるのかも分からない状況の我々にとって、これは欠かせない貴重なイベントです。


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というわけで、我々と同じような感じで集まった、総勢40名ほどの日本人s。
こうして集まってみると結構な数ですが、それでも乗客総数が3000人を超えるこの船内において、我ら日本人共はかなりの少数民族扱いです。
ちなみに当然といっちゃ当然ですが、乗客数1位は本国イタリア。
それについで【ドイツ・フランス】、少し差があって【スペイン・イギリス】が乗客国籍パーセンテージのメイン層なんだとか。


そんなわけでこの船唯一の日本人ホステス(マオさん)のお話を聞いた後は、いよいよデッキに上がって出航を待ちます。

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こちら、デッキ前方から見た甲板の景色。

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動き出す前はそんなに人もいませんでしたが、

出航予定の5時が過ぎ、ゆっくりとサンシャインビル級の船が動き始めると。


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あっという間に人だかり。

ここからヴェネツィアの町を横目に静に沖へと船は出て行きます。
出発前に、『ヴェネツィアの景色を見るなら左舷がオススメ』
と言われたので左舷に陣取っていた我々。
最初の頃は右舷にヴェネツィアらしい景色が広がっていましたが、出発するとすぐに方向転換するので、確かにヴェネツィアの有名どころの景色は全て左舷に集中しています。
そしてそんな甲板からの景色が


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こう


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こう


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そしてこう


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夕日に染まるヴェネツィアの街はまさに絶景。

そしてこの船、前後にもでかいが上下にもまたでかい。
てっぺんの14階からの景色ともなると、かるく気球にでも乗ってるのかしらと思える程の高さになります。
そんな高い位置からこれだけの景色を見下ろせるなんて、恐らくこの船に乗っていない限りは絶対に無理。
しかも景色が大パノラマのままゆっくり動いてくれるんですから。
もうそりゃカメラを持つ手が止まりません。


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元々沖合いの干潟に杭を打ちつけて出来上がった人工島・ヴェネツィア。
そのため、これだけの馬鹿でかい船も船底をこする事無く余裕で横付けが可能です。
そうしてだからこそ生まれた、これだけ美しい街の景色を手の届きそうな眼下で堪能できるゴージャス極まりない演出。
『ヴェネツィアからの出航は世界一美しい』
と行く前に聞かされていましたが。まさにその通り。
このひと時だけでも「クルーズに乗って良かった」といわせられる程のすさまじい力を持っていました。



さあ、ヴェネツィアの夕焼けを見送った後は、いよいよ始めての船上ディナーです。


の、前に、やるべき作業がもう一つ。


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こちら、飲み物のバリューセットの申し込み中です。
全てのクルーズに当てはまる事かどうかは分かりませんが、
この船内にいる限り、食べ物飲み物は基本無料で食べ放題かつ飲み放題です。
ただし、
アルコール各種、およびミネラルウォーターと「いい飲み物」は有料です。
この場合のいい飲み物とは、たとえばノンアルコールカクテルだとか果汁100%のジュースだとか、あとバーテンがちゃんと入れたコーヒーだとかの事。

また食べ物に関しても、普通のディナーよりもワンランク上の味を楽しみたい場合は追加料金で上のクラスのレストランに行くことが可能です。とはいえそれぐらいなので食べ物は基本本当に無料です。


何かに関してお安く上げたくてしょうがない我々一行は、当初当たり前のように追加料金を一切払わず船上生活を乗り切ってやろうと思っていたんですが…、

日本人スタッフまおさん「お飲み物に関してですが、船内で出るお水は全てくみ上げられた海水を、薬品で中和させてしようしています。ですので飲んでも差し支えはございません。
が、まずいです。そして臭いです」

……部屋に帰って試しに飲んでみたら、確かにまずい上に臭い。

レストラン内でタダで飲めるジュース系は全てこの水を使っているとの事で、確かに味付きのジュースになってしまえばそんなに気にはなりません。
が、部屋の中で飲む用に、水ぐらいは確保しておきたい。
というわけで、我々は各種ある『飲料バリューセット』から
『2Lウォーター16本パック』を選択。
下船の際にも持って歩いていましたが、結果的に2人でこのセットの水を使い切る事は出来ませんでした。
…セットにしなくてよかったかも。

ちなみに他にも「水6本とワイン3本セット」や「水10本とコーヒー10杯セット」など色々ありました。
それぞれにあったパックを希望すればいいと思います。


そして無事飲料水も確保したらいよいよディナー。


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我々が8日間利用したのは、船内にある2つの大きなレストランのうちの一つ、レストラン・ラファエロの18:30の回でした。
この時間分け、本来はチェックインの際にどっちにするか聞かれるらしいのですが、我々は問答無用で18:30の回にまわされました。
恐らく、日本人全員。
だってその回を逃すと次の回が21:00とかなんですもん。

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そんなわけで、席も時間も8日間一緒です。

我々は2階席の6人掛けのテーブルに。
もうすぐ2歳になる娘さんを「2歳になるまでに旅行行けば、飛行機とかホテルとか基本タダだから!」とつれてらした3人家族さん(娘ちゃんスタッフさんにモテモテ)、
それと退職記念のリフレッシュでヨーロッパを巡ってやろうと思ったはいいものの、初めのフランス(2日目)でクレジットカードを全部すられ、
ほぼ一文無しになった状態で「それでもこの船にさえたどり着ければ、食べ物と宿にありつけるんだ」と自身を鼓舞してここまでの旅をパンと水でやり過ごしてきたお兄さん、
と我々という愉快なメンバーでお送りいたしました。

※次はいよいよバーリに行きます。

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ハネムーンクルーズ日記3(初日・ヴェネツィア) - 2011.11.09 Wed

さあイタリアでの朝を迎えました。
おはようございます。これからいよいよクルーズの旅の始まりです!


栄えある初日、我々が泊まったのはヴェネツィアの空港より程近い場所にある宿、
その名もホテルマルコポーロです。

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なんだか受付がパリッと小粋な初老紳士だった割に、部屋が何かとド派手な色で塗りたくられている変わった素敵ホテルでした。

何故マルコポーロと言うかと言えば、
今回降り立ったヴェネツィアの空港の別称が、マルコ・ポーロ国際空港(Malco Polo International Airport)だからです。
街の人は大体この名前で呼んでいます。
でも本当の名前はヴェネツィア・テッセラ空港(Aeroporto di Venezia-Tessera)です。
でも日本の旅行会社のパンフレットとかに記載されている名前は、ただのヴェネツィア空港だったりします。
でも全部一緒です。
お間違えなく。


まったく、
昨日いたアムステルダム国際空港(=スキポール空港)もそうだけど、
なんで海外の飛行場って色んな呼び名があるのかしら。

成田空港とかも、遠いお国のどこかでは我々の聞いたこともないような名前で呼ばれちゃったりしているのかしら。
チバエアポートとか言われてるのかしら。



まあそれはともあれいよいよヴェネツィアへと向かいましょうかね。
このホテルからヴェネツィアへの行き方は、ホテルを出て左にいったすぐの交差点を右にまがり、少し歩いた先にあるバス停が一番近いです。


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あの先です。(ホテル内からの夜バージョンですいません)


ちなみにイタリアのバスは、「バスに乗る前にチケットを買っておく」という、
先払いならぬ先先払い制です。

各バス停近くにはよほどの田舎じゃないかぎり、タバッキ(Tabacchi)(キオスクの雑貨を充実させたようなスポット)があるはずなので、そこで「チケットおくれやす」と言えば買うことができます。

一応バスに乗っちゃった後でも運転手さんが売ってくれる場合もありますが、
結構手持ちを切らしてしまっている人が多いためオススメしません。
なんでいっぱい持っていてくれないのかは知りません。

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バスに乗ったら中にある打刻機にチケットを突っ込んめばOK。
これで打刻されていないとたまに乗って来る「チケット取締り係のお兄さん」にとっ捕まって元額の3倍程度の料金が罰金となって加算されます。

お気をつけを。

あと、バスには「下車アナウンス」なるものが存在しません。
だからなんでなのかは知らないんですってば。

一度行った事のある場所に行くのならそのバス停の手前の景色を気合で覚えてバス停手前でブザーを押して降ります。
一度も行ったことのない場所ならば、運転手さんに「○○で降りたいんですけど着いたら教えて」とお願いしましょう。
目印となる広場の名前とかでいいです。
でもなんでアナウンスがないのかは聞かないで下さい。
ちなみに主線電車ならばさすがにアナウンスもあったりしますが、田舎ともなるとその電車ですらアナウンスがありません。
しれっと到着して発車のベルもなくさらっと出てしまうので、目を皿のようにして駅名を読み取りましょう。
それと蛇足ついでに。
イタリアの駅名は各駅のホームに1,2個程しかありません。
やっぱりなぜかは知りません。
なのでうっかり後ろの車両に乗ってしまうと、今停まっている駅がなんと言う名前なのか分からず、
発車して動き出してからようやくそれが自分の降りたかった駅だと気づく場合もあったりなかったり……。


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ま、何はともあれ、
日本の交通サービス、およびシステムは本当に天下一品なんだと再確認できる非常にサバイバル性あふれる作りになっています。
チャレンジしてみるのも一驚ですよ。



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で、そんなこんなな試練を乗り越えて、無事にヴェネツィアのローマ広場に到着~。

ヴェネツィアなのにローマ?
と疑問かもしれませんが、まあ戸越銀座的なネーミングだと思ってください。

干潟の上に建造された人工島であるこの島は、全ての道路が車両通行禁止です。
バスやバイクが入れるのは、島入り口のこの広場まで。
そして我々が今から目指すクルーズ船の発着港はと言いますと……、

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ここ。

広場から港付近までは【近年できたモノレール(ピープルムーブ-Peoplemove-)という乗り物をご使用ください】
と紹介されていましたが、結構近そうだったのでトコトコ歩いてみることにしました。
……ら、軽く迷子。

しかも歩いてみると結構な遠さ。
トランクを引っ張ってノコノコ歩くような距離ではありませんでした。
みなさんはおとなしく1ユーロ払って乗ればいいと思います。


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そんなわけでどうにかこうにか港までは到着。
さあてそれではまずチェックインだ。



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今回我々が申し込んだ客船会社は、こちらのマークが目印のコスタクルーズです。
ということは、このマークのある場所に行けばそこでチェックインが出来るのかしら。
え~っとすいません、ここチェックインですか?

「いいえ、ここは下船してきた人たち用の荷物預かり所です。」
「いいえ、ここは下船口です」
「いいえ、ここは乗り入れ口です」


……マークのある場所ある場所、全滅です。


結局マークを頼りに歩くのはあきらめ、おとなしく色んな係っぽい人たちに道を聴きまくって
どうにかこうにかトランク預かり所へとたどり着くことができました。

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そして搭乗の番号を頂く。我々は7番をゲット。


ふーこれでどうにか一段落。
実際の船の出航は午後の5時。でも時刻はまだ朝の10時頃。
大きな荷物をあずけて身軽になったので。


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ヴェネツィア観光~~


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相変わらず、どこを見てもため息ものの絶景が広がります。
流石はアドリアの女王と歌われたヴェネツィア。幸いに3回もこの地へ足を運ぶチャンスに恵まれた私。
しかし何度行っても素晴らしいところですね~。


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乗船まで時間があるので、せっかくだからお昼ご飯もヴェネツィアで食べましょう。

とういわけでやってきたのがこちら、カンティーナ・ド・スパーデ-Calle Do Spade-です。


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内装がとても綺麗で可愛らしい。

このお店、前回我が家族がムラーノ島で食べたお店の息子さんのお店なんだとかで。

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美味しくいただきました。
ハウスワインでも美味しいっていうのが流石イタリアです。素晴らしい。
さすがにヴェネツィアは物価高いけど。


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そんなわけでお昼も食べたしいよいよ乗船しますか。


ちなみに我々が乗船する船ですが、

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これでーーす。

その名もコスタフォーチュナ(幸運)-costa fortuna-号。
・・・・・・
就航年 2003年/乗客定員 3,470人 (総ベッド数) /乗組員数 1,027人
客室数 1,358室 (うちハンディキャップルーム27室) /総トン数 102,587トン
全長 272,2 m /全幅 35,5 m /デッキ数 17 (うち乗客用は13)
最大速力 22ノット /航海速力 20ノット
・・・・・・
(公式サイトより)
というメガトン急の巨大客船。


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当然のごとく、フレームに入りきるわけがない。

生まれて初めて間近で見た、これだけ巨大な船に思わず空いた口がふさがりません。
これに乗るのか。
そうなのか。
ほげえええ


※続きます。

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ハネムーンクルーズ日記2(ヴェネツィアに着くまで) - 2011.11.07 Mon

さて、
前回の日記で旅行資金が激減したことが発覚し、
早くも前途多難感がひしひしとひしめいている今回の新婚旅行企画。

『空港での両替は手数料がピカイチ』という情報を熟知し、前日までに他の場所での両替を済ませておくという『出来るトラベラー』感を匂わせるつもりの作戦が、驚くほど裏目に出た結果でした。
ああ困った。

…、ま、とはいえもはやどうにもならない。
今から取りに帰るわけにもいかない。なぜなら出発がもう30分後なのだから。


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そんなわけで、結局金銭問題は「クレジットカードを駆使し、残りは私の持ってきた現金でどうにか凌ぐ」事に決定。

これでもう、必然的に貧乏旅行も確定。
まあ最初から豪華な旅行にするつもりも出来る予算も無かった訳だけど。


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まあ良いか。取り敢えず離陸したんだし飲めや歌え。

うーむ。やはり機内で飲むビールってのはいいもんですな。

ちなみに、今回使用した飛行機はKLMオランダ航空。
読んで字のごとくではありますが、北欧オランダのフラッグキャリアで、同時に今はエールフランスの傘下会社でもあるそうです。
そして上写真に乗ってるハイネケンはオランダのビールです。
美味しいです。

この飛行機を使用したのは今回初めてなのですが、飛行機のカラーリングも可愛らしいし、座面に個人用スクリーンは付いているし、アルコールだって追加料金一切ナシ。
まああえて言えば機体が結構古い感じで設備が乏しいかな…、
とかなんとか独り勝手に感想をブツブツ言っていたら……、

突然この飛行機のCA長さんっぽいお年と風格の長身女性(多分オランダ人)が、椅子にだらしなく腰掛けている我々の元にやってくると、
「あなたたちハネムーンなんでしょ?」
と聞いてくるではありませんか。

天高い位置からのCAさんの問いかけに、
その質問の相手が自分たちの事だとも分からずポケっとしていた我々一同。

いや、はい。ハネムーンです。
ハネムーンですがなんで知ってるんですか?
別にビジネスクラスにもファーストクラスにも乗らず、手提げ鞄からウェディングドレスがはみ出していたわけでもないのになんで分かったんですか?

「あーやっぱそーなのねー。ハッピハネムーーン」
と、そのCA長さんはニコリと言い放つと、我々の疑問を他所にさっさとその場を退散。
後に残されたのは首をかしげる我々のみ。

ふーむ何故ばれた?
今回このKLMの航空券はHISなどの旅行代理店を通す事はせず、web越しに直接航空会社から予約をしたわけだけど、その予約の際に「ハネムーン項目」でもあったかしら?
私チェックしたかしら?

いや、そうだ思い出した。
そう言えば搭乗手続きをしていた時、私の苗字変更証明が印字されたパスポートを見た地上スタッフのお姉さんが「えっとお名前が…、あ、ご結婚されたんですね。ということは新婚旅行ですか?」
とかなんとか聞いてきた気がする。
そしてその時に「ええ、まあそうなんっすよゲヘヘヘ」って答えた気がする。
その時の会話が、もしかして離陸までの間にスタッフ達に伝わったのかもしれない。
そしてその会話がどの程度正確に伝わったのかは知らないが(少なくとも「ゲヘヘ」部分は抜かれたと思うが)、CA長さんがワザワザお祝いの一言を言いに参上してくれたのだろう。

あらまあなんて素敵な気配りなんでしょう。
一生に一度の特別な旅行を、ワザワザこうして祝ってくれるなんて。
相も変わらずエコノミー席しか使っていないのにすいませんねえ。

とかなんとか言いながらニマニマしていたら、何故か再びそのCA長さんがノシノシと我々の元に再登場。
そして、

「はーいコレ、ハッピーハネムーン」

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綺麗なグラスに注がれた、美味しそうなシャンパンを置いて再び立ち去っていかれました。

おそらく上のクラスの席で使用されているであろうちゃんとしたガラス製のグラス(エコノミーは全部プラスチック)と、そしてエコノミーの飲み物リストにはないシャンパン。
おつまみだって先ほど普通に貰ったのはピーナッツしか入っていなかったのに、なんだかちょっとゴージャスになっちゃってるじゃないですか。
あらまあなんて素敵なサービス。グレイトおもてなし。
KLM素敵です。

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とかなんとかひとしきり感動しながらシャンパンをいただき、先程のビールも頂き、
後に出てきた食事にはワインを頼んだりしてたら、すっかり上空1万メートルでほろ酔い気分。
そのまま映画を見たり寝たり寝ぼけたり色々している内に、約10時間のフライトもわりとサクっと終えて無事乗り換え地点であるオランダ・アムステルダムの<スキポール空港>へと到達いたしました。


CA長さん「あ、あとそうだわ、ついでだからコレもあげる♫」

と言って最後の最後に三度声をかけに現れたCA長さんからプレゼント。

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なんと、本来ビジネスクラスに乗ると手に入るデルフトブルーハウスをもらっちゃいました。

こちら、
オランダの伝統的な家をかたどった陶器製のミニチュアハウスですんごい可愛らしい。
聞けば1950年代から毎年2、3種類ずつ新しい家を増やしているKLMの非売品アイテムなんだそうで、オランダではこのアイテムを交換・収集するコレクターも良くいるんだそうです。

CA長さん「ちなみに中にはジュネーヴァ (genever=オランダのジン)が入ってるから日本に帰ってくるまで袋開けちゃダメよ。免税対象外になってややこしくなるからね」
ありがとうCA長さん。ビバKLM航空。



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そうして気分の良いままオランダに到着です。

今回乗り換え地として降り立ったこのスキポール航空(別名、アムステルダム国際空港)。
世界で唯一海抜0メートル以下の場所にある空港としてもちょいと知られていて、
『国土の4分の1は海面下』であるオランダらしい特徴的な空港でもあります。


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そして空港内に飾られている花も当然のようにチューリップだったりして大変オランダらしい。


この空港は乗り換えのためだけに利用しているわけなのですが、

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目に付くのは『ここが空港か?』と思える程に可愛らしいディスプレイの数々。

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そういえばミッフィーだってオランダ発祥のキャラクターだった。

しかしなんというかなんとまあ、
広い!!
この空港広い!
さっきからずっと歩き続けているのにまったく持って乗り換え口にたどり着ける気配がない!
あまりにたどり着けなくて「いよいよこいつは迷子か?」
と不安になった頃、ようやく発見できたのは各乗換え口の情報が見られる大型画面。
はてさて我らの目的地であるベネツィア行きの乗り換え口は、いったいあとどのくらい先にあるのかしらと覗いてみたら…。

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『ここから歩いて22分です』との事。
……。

結局、欧州第四位の旅客数を誇るこのメガ空港内を、ほとんど無言で早歩きすること20分強。
どうにかこうにか時間内に乗り換え口へとたどり着くことができましたとさ。

乗り換え時間が二時間以上あった癖に、お店めぐりもオランダなご飯も何も堪能できなかった…。



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それでもどうにかこうにかヴェネツィア到着ーー。


到着時刻は深夜11時。
この日はタクシーで予約してあった最寄のホテルに移動して即就寝。
さあ、本当の旅行が始まるのはこれからです。




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ハネムーンクルーズ日記1(行き先決定と成田まで) - 2011.11.06 Sun

この度、ハネムーンをしてきました。
行き先はイタリアとギリシャとクロアチア。
この三ヶ国に旅行と聞いて、我が姉は「財政難シリーズの旅?」と尋ねていましたが違います。
「エーゲ海隣国シリーズの旅」です。
そこらへんお間違えなく。


そもそもこのハネムーン。
前回の日記にも書きましたがものすごく突発的に決まりました。
一般的に言われる所のハネムーンですと、それこそ結婚式の次の日辺りからトランク一つに空き缶を大量にぶら下げてゴンガラゴンガラ日本を飛び立ち、
旅行先ですったもんだあった挙句に成田離婚するとかしないとか…、
まあ聞きかじった内容が偏っているにも程がありますが、
ようするに結婚したら直ぐに行く初めての旅行、それがハネムーンのはずなんです。

めでたくも去年の11月に挙式を上げさせていただいた我々。
本来ならば去年の今頃あたりに旅行先での素敵体験を味わっているのが正しいハネムーンなんだったんだろうとは思うのですが、なかなか大きな休みを一度に取る事ができずに先延ばしになっていたのです。

その頃は「ハネムーンと結婚式を同時にやるより後日改めてハネムーンをすれば楽しみが二倍長持ち」
という極めて『楽しみ貧乏』な私の性格もあってむしろウェルカムな感じだったのですが(同じ理由で出来ちゃった結婚も勿体なくて嫌)、
なんだかその後仕事はますます忙しくなるわでとんと休める雰囲気がめぐって来ないまま、あれよあれよという間に一年が経過してしまったのです。

これはひょっとするとハネムーン消滅の危機だぞ と一人あわあわしかけていたその頃にやってきたのが、今回のチャンス。
元祖『楽しみ貧乏』であり初代『もったいないオバケ』である私としては、ハネムーンなんぞという一大イベントに置いて『無計画の適当旅行』なんぞもったいなさすぎてしょうがないのですが、
じゃあハネムーンごと無かったことにするかと聞かれればそんなの言語道断なわけなので、
大慌てでその日の夜に行き先の決定と航空券の予約をすることになったのです。


で、その時目に止まったのが、こちら

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クルーズ旅行ー。
※このカタログは申し込みをしたら速達で届いたモノです。


その昔、行く予定も立たない新婚旅行の妄想にあぐねていた頃、一度目に止まっていたこのフレーズ。
『クルーズ×海外旅行』 というコンボを見ると、条件反射でロックフェラーやら若大将やらタイタニックやら氷山やら沈没やらのイメージが先行し、
どえらい富豪じゃない限り貨物室にすら入れないんじゃないかと思ってしまいがちですが、意外や意外、船のランクもそれぞれでちょっとしたバカンス用のカジュアル船なんてもんも結構ありました。
中でも今回利用した『Costa Cruising(コスタクルージング)』という会社が運営している大型客船は、カジュアル船の最王手。
イタリアジェノバが本社のイタリア船というだけあって(現在親会社は買い取られてアメリカ資本らしい)、イタリアのヴェネツィア・ナポリ・サボナ等々の港からヨーロッパの国々を回る船がじゃんじゃん出ているんだそうです。

へー、ヨーロッパって客船旅行がそれなりにメジャーだったのね。

元来、旅行となればできる限り多くの観光スポットを貧欲に巡ってみたいと思う私。
ハネムーン旅行といえばむしろ『何も無い南の島のビーチに寝転んで、誰にも邪魔されない二人だけの緩やかな時間を満喫する』って方が一般的なのかもしれませんが、
そこは初代『もったいないオバケ』であり本家『暑がり』である私の望む旅行ではありません。
泳げないし。

てなわけで、めでたくその場で行き先決定。
後は大慌てで飛行機の予約を取り、ホテルの予約を取り、屋根裏からトランクを掘り当て、
ありったけの荷物を詰めると…


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成田~ん。

あっという間に当日です。
いやあ今回準備が早かった。我ながら頑張った。
色々あったけど、とはいえここまでは来られたのだ。
これで念願叶って夢のハネムーンへと旅立てるのだ。


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夢のクルーズ旅行を祝して、成田空港での最後の日本食を嗜む我々二人。


まあ正直不安がないわけじゃない。
これだけ準備に時間の無かった海外旅行ってのは初めてだし、それを差し引いても、実は自分が全面的にリードしなくてはいけない旅行ってのもほぼ初めて。

今までの旅行はmikeと一緒の海外旅行が殆ど。互いに海外旅行は熟知している上に、語学も心配しない。さらに基本貧乏旅行しかしないのでスリ・置き引き等の犯罪にも巡り合わなかった。
金銭的に心配だった前回の家族旅行も経験しましたが、あれで一応我が家族の面々もそれぞれ海外自体には慣れているため、どこが危なくて何が危険なのかってのは大体分かってくれる。
対して今回の旅のお供であるゴードンさんは、これが人生2回目の海外経験。
しかも初回は私がイタリアにいた頃に会いに来てくれた時で、その時は日本からの直通飛行機で真っ直ぐローマへと向かい、空港では私が出口まで迎えに行くという破格のVIP待遇。
今まで埼玉の雄大な関東平野内だけでスクスクと育ち、十万石饅頭に包まれたような平和な生活しかしてこなかったゴードンは、果たして海外の治安の悪さをかいくぐって行けるのだろうかしら。
サービス業のお姉さんたちの愛想の悪さにショックを受けないかしら。



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海外ではこういった料理の一つも笑顔でサーブしてくれるとは限らないのだよ。


と、まあ無駄に先輩風を吹かせて一人不安になってみたりもしましたが、そんなの本人にとっちゃ余計なお世話に違いない。
海外経験が乏しいとはいえ一端の成人男性が旅行に行くんだ。基本どこでだってでんと構えて謳歌してくれるはずだ。
かくいう私だって完璧なナビゲートができるとは限らないじゃないか。未だに税関とかちょっとドキドキするじゃないか。

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お約束の飛行機の写真とかも、未だに浮かれて撮っちゃうじゃないか。

なんだ、結局の所私もゴードンと大差ないじゃないか。
ここは二人で互いに支え合いながらワイワイ仲良く楽しめればいいんじゃないか。
新婚旅行ってそういうものじゃないか。
と、成田空港にて改めて心を入れ替え直した私。
さあ、いよいよ初めての、二人っきりの新婚旅行の始まりです。
準備は良いかな?換えの下着やパンツは十分かな?乗船券はOKか?
慌ただしくて準備もままならなかった今回の旅だ。おおらかに行こうじゃないの。
洋服が少なくたってパンツが足りなくたって、最悪パスポートとお金さえあれば全てやり過ごせ…、
ゴードン「あ、そう言えばアレ忘れて来ちゃった」
アレって何を?
ゴードン「換金したユーロ紙幣全額」
……
……
………。



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現金全てを家に忘れてきても、どんと構えて日本食を謳歌するゴードンの図。


前途が多難でしかない……。


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プロフィール

ジール

Author:ジール
出版社で仕事をした後イタリアに住み着く。
その後帰国し所帯を持ってからは映像編集の仕事に従事中。
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