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2011-05

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イタリア旅行10フィレンツェ近郊ワイナリー見学 - 2011.05.29 Sun

さあさあ、ようやくヴェネツィアを後にする日がやってきました。
とは言えもう本当に色んな事を長く書き過ぎですね。
このままだと9日間の出来事を語るのに2,3カ月かかってしまいそうなので、ちゃっちゃとスピードアップして書くことにします。


ヴェネツィアを2泊した後は早朝にホテルを出発し、
ユーロスターに乗って足早にヴェネツィアを後にしました。
その後、特急電車で約2時間程。
着いたところはトスカーナ州の州都・フィレンツェです。

が、

別にフィレンツェなどに用はございません。
用がございますのは、そのフィレンツェから車で4,50分程行った先にあるワイナリーです。
そう、今日のお題はワイナリー見学なのです。

このイベント、実は旅行企画当初から入れてほしいと両親に頼まれていた物で、
曰く「せっかく店でもイタリアのワインを扱ってるんだし、本当のワイナリーを見てみたいというかワイン試飲してみたい」
との事。
ウィスキーを飲みたいがためだけに大阪のサントリー山崎の蒸留酒工場までウキウキで出かけるような親であるからして、このイタリアでのワイナリー見学プランというのはかなり楽しみな模様。

となればちゃんと企画立てないと不味いでしょ。
というわけで、今回はちゃんとしたワイナリー見学ツアー(個人)をしているようなツアー会社と交渉。
行き帰りの送迎と日本人スタッフ混みの素敵プランとなりました。
送迎付きを選んだのは、そもそもワイナリーという物が駅から徒歩5分みたいな場所にあるわけがないから。
日本人スタッフさん付きを選んだのは、私にまったくワインの知識が無いため、向こうの方が解説をしてくれても、それを家族に伝える事ができないからです。


というわけで、早朝ヴェネツィアを出てフィレンツェ駅のマクドナルドの前に集合したのが午前11時。
そこに今回同行していただく事になったフィレンツェ在住でソムリエ資格保持者のワインオタク、横田さんが運転手と共に華麗に登場。
そこからスーツをビシっと決めたイケメン運転手が、実にイタリア男らしいドライビングテクニックで山道をぶっ飛ばしながら着いた先が…、


フォト

フィレンツェ北東部、Chianti-Rufina-キャンティ・ルフィナ-地区の丘陵にあります
Castello di nipozzano-カステッロ・ディ・ニポッツァーノ-のMarchese de` Frescobaldi-マルケーゼ・デ・フレスコバルディ-のワイナリーです。

……なんだかモジャモジャな名前ですが、簡単に説明しようとすると、
<ニポッツァーノ(=井戸ナシ)カステッロ(=城)>という名前の城を拠点とした、
フレスコバルディという人のワイナリーなのです。

『井戸ナシ城』と呼ばれるだけあってここは中々の乾燥地帯です。そしてこれがワインを作る葡萄を育てるのに大変適しているのだそうです。

そして、謎のマルケーゼ・デ・フレスコバルディさん。
トスカーナワインの醸造家でもあり、フィレンツェ文化に影響を及ぼす醸造家とも讃えられる方で、古くは資産溢れるお貴族様。
マルケーゼってのは『侯爵』って意味なんだそうで。

その有り余る財産をワイン造りにつぎ込み続け、今やイタリアはもちろん、ヨーロッパでも最大規模のワイナリーとされているんだそうですよ。
だからイタリアのちょいとよろしいトスカーナワインを日本で買ったのなら、もしかしたらそれも実はフレスコバルディ産だったりするかも知れないんですって。
それくらい大きいんですって。

そして今回訪問したこの素敵な『井戸ナシ城』(日本語で説明していくとロードオブザリングのようだ)。
ここは数あるフレスコバルディ侯爵のワイナリーの中でも一番古いとされている、由緒正しき農園なんだそうな。

そんな所に付いたんだそうな。
でも見る限り誰もいないんだそうな。

……。どうすんのよ。

フォト

とりあえず、猫しかいないのですが。


フォト

と思ったら、その猫すらどこかに行きそう。


横田さん「よし、あの猫を追いかけよう」
……え??
横田さん「うん、確かあっちに事務所があったはずだから」

という在歴10年、コンダクター横田さんの、長年の奔放なイタリア気候に大変やられちゃった感じの適当アドバイスでとにもかくにも全員で猫の尻を追いかけながら階段を上っていくと・・・・・・。



フォト

「ハーイ待ってたわよ」
とワイナリー管理人のシモーナさん登場。

ああ、こんな感じで良いんだ。
貴族のワイナリーっていうからもっと襟を正さないといけないのかと勘違いしてたよ。


というわけでそこから先はかなりざっくばらんに工場見学スタート。

フォト

取りあえず一番近くにあったワイン貯蔵庫へ
写真にあるワイン樽はワインを入れてまだ間もないばかりの物たち。
ここでしばらく寝かせた後、瓶詰め状態にしてさらに長期保存(それこそ数年数十年単位の)をするような大事な場所なんだそうです。
気温を一定に保っておくために、石造りの重い城の地下置く深くにあるこの部屋は程良い涼しさと立ちこめるワインの香りでいっぱい。

フォト

ほほ~こうして瓶詰めにされてから世界中のワイン好きの手に渡るんですねぇ~。

管理人・シモーナさん「いいえ、そのワインは売らないわよ」
……え?
管理人・シモーナさん「そこにあるワインはフレスコバルディの家系の者に与えられたワインなの」

なんとまあ。

聞けばこのワイン達、フレスコバルディ家の子供が生まれたその日に、全ての家系の大人たちから分け与えられたワイン。
つまりとんでも無くゴージャスな『出生祝いワイン』であり、同時に生まれた直後にもらった『資産』でもあるそうなんです(上の木札に書かれているのはそのもらった人の名前です)。
このワインは本人が酒を飲める年になるまでは大事に保管され、いざ自分が成人したあかつきには、このワインを元手に立派に独り立ちして見せろという事なんだとか。


フォト

そしてこっちにあるのはもうヴィンテージという枠にすら収まらない程に年季の入ったハイパー年代物コーナー。
もはやここまで来ると希少価値がとんでもない事になるため、コレ一本で数百の値段がかかる物もあったりするそうな。

シモーナさん「でも正直開けても飲めたもんじゃない場合もかなり多いみたいよ☆」

まあそうでしょうな。

というわけで、この第一の貯蔵にあるのは本当に貴重な物たちばかりだけれど、残念ながら我々の手元にはどうあっても届かなそうな物ばかり。
この後に醸造過程が見られる施設やこの広大な土地に生える葡萄畑の姿を見せてくれるはずなんですが……

シモーナさん「でもそんな事よりまず飲んでみない?もうあたし用意しちゃったし☆」

というわけで、
フォト

予定を変更していきなりハイライト。フレスコバルディのワインテイスティングです。


※続きます









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イタリア旅行09ヴェネツィア最後の夕食 - 2011.05.27 Fri


さて、無事ゴンドラに乗っての夢のような時間も終わりました。
となるとあとやる事は一つですね。


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飯ですね。

というわけで、
興奮さめやらないまま、次は夕食を予約したお店までトコトコヴェネツィアの夜道を歩いて行きましょう。


ちなみに、
うっかり慣れ始めてしまっていますが、


フォト

夜のヴェネツィアってのがこれまた素敵でございます。


明るい昼時ですらミステリアスな雰囲気を持っていたというのに、
日が落ちるとより一層の妖しさでもって周りを包み込み、訪れる人々をさらに路地の奥へと誘いこんでしまいそう。
その証拠に、この妖しい魅力にすっかりやられてしまった観光客たちが、もう夜だと言うのにあらゆる細道をウロウロフラフラさまよっていました。

かく言う我々もそんな観光客の日本代表。
手にした地図と実際の道を見比べながらも、あっちへフラフラこっちへフラフラしながらのナイトウォーキングを楽しんでおりました。
つまりはすんげえ迷ってました。

だって本当に道が複雑なんだもん。
複雑だけならまだしも、どこからどう見ても「これ他人様の敷地の裏じゃないの?」
みたいな場所が、持ってる地図に正式に『大通り』として紹介されていたりしてビックリなんですもん。
地図にちょっと細めに書かれている道なんて、実際歩いてみたら大の大人が1人でギリぐらいの幅しかないんですもん。


とまあそんなわけで若干予約時間を遅刻気味になりながらも、どうにか無事に到着しました。


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今回の夕飯場所は、OSTERIA AL MASCARON-オステリア・アル・マスカロン-
いかにも大衆向けな「地元居酒屋」感が良い味出ています。

オステリアってのは<食堂>みたいな意味合いになるので、つまりは大衆向け・おふくろの味系の料理を出す店の事を指します。

ちなみにイタリア料理屋の敷居としては≪・Ristorante-リストランテ-(高級)・Trattoria-トラットリア(ややカジュアル)-・Osteria-オステリア(居酒屋系)-≫の3つに大きく分かれているので、どんな感じの料理が食べたいかで店を選ぶのもいいかと思います。
※とは言え、自分の店をどう名乗るかは店主次第なのでこれはあくまで目安。

で、ちなみにこのマスカロンって店なんですが、
正直最初は母お勧め(事前調査済み)の美味い店とやらがあったようなんですが、
残念ながら前日に予約しようとして会えなく満席お断りの憂き目を見てしまいました。
で、この店はどうしたもんかとホテルの方に相談してみた時に紹介・予約してくれた、
『素朴系地元料理・ホテルから徒歩圏内・リズナボー』
の三拍子そろったお店だったのです。
ちなみに『素朴系地元料理』を強く希望に入れたのは、前日の2つ星創作ヘビーウェイトディナーからの反省です。
やっぱり「これぞ地元!」って感じのを食べないとね。


てなわけで
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頼んだ魚貝パスタの美味い事美味い事。

考えてみたらこの2日間、基本魚と貝しか食べてない訳なんですが、そこは我ら海国仲間。飽きもせずにまあパクパクと美味しく頂きました。
やっぱり魚貝は美味しいですね。
特にイタリアにおいては味付けがシンプルな物が多く、一品でがつんとくる料理は少ないものの、
その代り毎日食べても全く飽きないようなそんな料理ばかりなんです。
いや満足満足。






PS
夕飯の帰り道、気分良くワインの回った足でフラフラ家路を急ぐついでに、夜のサンマルコ広場とやらは相当美しいんじゃないかという話になり、そのまま4人そろって広場を通って帰る事になりました。
そしてそこで見たのは……。



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サンマルコ広場。 水 没


えーー!?とビックリしていると、何の事はない。、ただの『満潮』だとの事です。
・・・いや満潮だからって広場水没してちゃだめだろ。

でもま、確かに考えてみれば海ってやつは潮の満ち引きがあるわけで、
通常状態ですら常に建物の端っこが水につかっているこの人工島の事、これで潮が一番満ちる時間になったらそりゃあ水没もしますわな。

というわけで、この景色はここヴェネツィアでは割と良くある事。


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なのでコンサートも余裕で平常運転です

この時は水没と言ってもせいぜい雨の日にできる水たまり程度の物でしたが、
梅雨時の冬ともなると、もう完全に膝付近まで水につかるらしいです。
いやはや最後までとんでもない世界だ。



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イタリア旅行08ゴンドラセレナーデで至福の夕暮れ - 2011.05.25 Wed

さてと、再びヴェネツィア本土に帰ってまいりました。

帰ってきた時間は夕方の6時ごろ。
こちらは季節柄サマータイムが始まっている事もあり、まだまだ空は明るいです。



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そんな中、次に向かったのはココ。
ゴンドラ乗り場です。
今からゴンドラに乗るのです。
ゴンドラですよゴンドラ。
ああなんて素敵なんでしょう。

GONDOLA-ゴンドラ-。
それはヴェネツィアに古くからある手漕ぎボートであり、交通手段であり…、
そして何よりも、ヴェネツィアそのものを形容するに等しい乗り物です。

訪れた観光客たちの視線を掴んで離さない幻想的なそのたたずまい。
特にこのヴェネツィアの複雑怪奇な路地裏を、まるで歩くかの様に音も無く横切っていくゴンドラの姿は、まさに息を飲むような優雅さです。

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世界広しといえども、コレだけ仕事姿がクールな職業ってのもそうないでしょう。

コレが無いとヴェネツィアの景色は完成しない。
それくらいに、このゴンドラは訪れた我々の目に輝かしく映るもんなんです。

で、
それに今回乗れるんですよ。
もう嬉しくてたまらないんですよ。

だって前回無理だったんですもん。
何故ならこのゴンドラ料金高いんですもん。
お金が足りなかったんですもん。
だから悔しかったんですもん。

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そりゃあもうパンにまで思わず「ゴンドラ」と書き殴って食べる程に(@前回のヴェネツィア旅行)

それが今回日本で改めて稼ぎ直したお陰で無事成就。
やったね。


ちなみに今回ゴンドラで利用したプランは<gondola serenade-ゴンドラセレナーデ->というもの。
別にこんなプランを使わずとも普通にその場にいるゴンドリエーレ達に「乗せて」と言えば喜んで乗せてくれるんですが、
このプランだと夕方→夜の一番見応えのある時間帯に必ず乗る事ができ、料金も少人数ならむしろお得(ただし乗り合い)。加えて40分のクルーズ中素敵な歌と演奏を生で堪能出来たりするのです

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こんな感じで歌うたいさんとアコーディニストさんが同船。

前回イタリアに来た友人R那とSUZUKIの御二人が同プランを選び、いたく堪能したようなので、
我々も後に続けとこのコースでゴンドラを楽しむ事にしました(ちなみに日本からも手続きは出来ますが、手数料がかかるので現地のホテルとかで申し込んだ方がお得です)。


さあ、そんなわけで夕暮れも差し迫ってきました。
夢にまで見たゴンドラクルージングです。


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ぼよ~~んと船は進みます。


初ゴンドラの感想は、まず驚く程静かでした。
いや、もちろんエンジンなぞ付いていない完全な手漕ぎのボートなんだから当然なんですが、
とはいえ各国入り乱れた観光客共総勢6名を乗せた船というのは、どう考えたってかなりの重さのはず。
それを船尾のわずかな幅の上にヒラリと立つこのゴンドリエーレたちは、手にしたオール一本を使っていとも簡単に前へと進んでしまうのです。


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波音すら殆ど立てず、滑るように進む船はまさに<優雅>を形にしたよう。



路地の細い水路を曲がる時だって、


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軌道修正は、足で家の壁をポンと蹴ってリズムをつけるだけ


間違っても家の壁に船をガリゴリ押し付けたり、
ましてや「どっせい!」と掛け声一発かけたりもしません。


ああそうか、分かった。
さっきから、というか、初めて動くゴンドラの姿を見た時から感じていた、このゴンドラに対する『幻想的な憧れ』、言い方を変えれば『現実を感じさせない奇妙さ』の理由が少しわかった気がする。

この人たち、全然『リアルさ』を出さないんだ。
リアルさと言うのはこの場合、つまり『船を漕ぐリアルさ』の事。
本来出してしかるべきだろうオールの軋む音も、6人もの客を乗せて漕ぎだす時のファイト一発な掛け声も、
そして疲労がたまるはずの表情も、食いしばる歯も。

全てを出さず、見せずで飄々と船を進めて見せるのである。
おまけに、船の中には陽気に歌うミニ楽団なんて乗せちゃって。
それに合わせて自分たちも歌っちゃったりして。

なるほど、
だから「波をかきわける」と言うよりも、「水の上を滑って進む」ような不思議な感覚になるんだ。
船を進める時にかかるはずの水の抵抗、重力。
そんな物を忘れさせるような幻想的な錯覚。


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そんな倒錯的な感覚に体を沈ませながら仰ぎ見る街並みのなんと美しい事。


もし、
これらすべてが、このゴンドリエーレ達の狙い澄まして仕組んだ演出だとしたら、もうたまったもんじゃない。
プロ根性お見事なり。エンターティナーとはかくあるべきかな。



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ゴンドリエーレさん「船が重いだなんて言う奴はどこにもいねえよ。俺たちは格好つけるのが仕事だからな」

赤ら顔のおっさんが何を言うと笑ってしまうが、
そう堂々と言い放たれてはもう格好良いと言い返すより他の言葉が見当たらない。

ナルシスト上等。ダサい姿は死んでも見せない。
武士は食わねど高楊枝。
いいじゃないの粋じゃないの。


なんだか個人的な感想だけれども、
このヴェネツィアという都市にはべらんめぇ口調がよく似合う。
歴史も栄華も極めたプライド高き人々ではあるものの、
ミラノのようなツンと澄ました雰囲気よりもっと愛嬌のある、自国に対する絶対のプライドと、その伝統を維持でも守り通してやろうという気迫ある決意。


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その思いを感じ取るに最適な場所が、もしかしたらこのゴンドラの上だったのかもしれないですね。

ヴェネツィア人の意地と心意気、しかと受け取りやした。



ps.今回のプチ蛇足


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あいつら絵下手



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イタリア旅行07ムラーノの次はブラーノへ - 2011.05.22 Sun


さて、ガラスも買った事ですし、いよいよ次の島に移動しましょうか。


というわけで、ムラーノ島を出で向かった次なる島はブラーノ島です。
ムラーノじゃなくてブラーノです。
なんだかややこしいけど違うんです。

murano-ムラーノ島-は<ガラス>の島で、工芸品は豪華だが街自体は質素。
そしてBurano-ブラーノ島-は<レース編み>の島として有名で、コレ自体はまあ質素なんですが…、


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街がまあすごい。




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島の上に立つ建物全てがこんな感じの配色です。


どカラフル。
生で見ると軽く目に痛いほどに色まみれです。
ヴェネツィア本土のあの景色ですらCGかセットかと疑う程の異次元っぷりだったんですが、
このブラーノ島もまた違った趣の異世界です。例えるならばこちらはディズニーランドのトゥーンタウンか。


しかしこのカラープリンターのCM用みたいな島の風景、
何も昨日今日に始まった事ではないらしいのです。

元は漁業盛んな島であるこのブラーノ島。
島の父ちゃんたちはせっせと毎日漁に出掛けるのですが、あいにく冬の霧深い時期となると、曇った視界で自分の家どころか他人の家すら、…っていうか何も見えなくなってしまうそうなんです。
そこで少しでも目立つように、そして自分の家に無事帰れるようにとこんなレゴブロックみたいな配色の家だらけの不思議な島が出来上がったんだそうです。



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ちなみにその漁で使う網を直す技術が、その後の産業である『レース編み』の文化へとつながったんだそうな。

へ~。
しかしまあ凄いですな。
何が凄いって「目立たないなら家塗ればいいんじゃないの??」という発想はともかく、そこから一気にこんなファンキーな組み合わせのカラーリングで島の隅から隅までを塗りたくって、しかも何故か様になるというミラクル。

一体コツはなんなんだろう。
色自体は極めて派手だけど、模様をつけないのが良いのだろうか。
バラバラの色でも建物の形に統一感があるのもポイントなんだろうね。
ある日突然我が家だけがこの色になっても全く周囲と馴染めないんだろうね。
てことはこの景色は今からどう頑張っても我々はマネできないという事なんだろうね。

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それならば、見に行かざるをえないだろうね。


聞けば、ヴェネツィアには近隣の島々が170以上もあるそうな。
イタリアに行ってもヴェネツィアだけに何日も何日も滞在できる人はそうはいない。
となれば、観光出来るのはヴェネツィア本土と、あともう1日余裕があれば近くの島を1~2つ。
上記2つの島以外にも、映画「ベニスに死す」の舞台で有名なリド島、島のほぼ全部を使って1つの教会しか建ってないサン・ジョルジョ・マッジョーレ島など…、
見どころのある島は色々あります。
でも、どうしても1つしか行けないのなら、個人的にはこのブラーノ島をお勧めします。
「ここでしか見られない、ここにしか無いモノ」という意味では、これ以上の島は無いでしょう。


※次はヴェネツィアの夜です。

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イタリア旅行06ムラーノグラスは匠のWAZA - 2011.05.20 Fri

ヴェネツィアングラス発祥の地、ムラーノ島に着きました。
とは言え今のところ飯しか食べてない訳なのですが、本来の目的はムラーノグラス。
とにもかくにもこの島にいる以上ガラス工芸を見ない事には何にもなりません。
だって正直それしかないわけなんですし。



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橋のたもとで見つけたDHLの輸送ボート。信頼のドイツクオリティで国際宅配いたします。



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そしてもちろん積み荷は全てムラーノグラス。



というわけで再び街中散策です。
しかし目当ての店などの目星も特に着けず、「まあ歩けばムラーノグラスぐらいどこでも売ってるだろ」と言った軽い気持ちでこの島まで来た訳なのですが…。
確かにムラーノグラスのお店はいくらでもありました。ただ困ったのは、むしろムラーノグラスショップしかこの島には無い事。

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なんかもー全部の店がこんな感じ。

こうなるともう何が何だかどこをどうしたもんかさっぱりです。
そして凄く入りにくいのです。
知っている方も多いでしょうが、ムラーノグラスと言うのは決して安いもんじゃないのです。

有田地方の伊万里焼がお高いように、ムラーノグラスだってお高いのです。
そりゃあまあ昔は貴族級のお金持ち様しか手に入れる事が出来なかった程のものですからね。
 <手作り+伝統×芸術> といった数式を具現化したような手工芸品ですからね。
そんなわけなんで、中々おいそれと買う事が出来ないんですよ。
そしておいそれと買えない故に、気軽にひょいと店も覗けないのですよ。
ドアの前に目に見えない黒服スーツメンが立っている気がするのですよ。

てなわけで、街中を歩きながらも店舗内に入るきっかけがつかめず、フラフラとウィンドウショッピングに甘んじていた我らが家族。

しかし意を決して比較的大きな店構えの可愛らしい店に入ってみました。


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今やどうやってたどり着いたか分からない店、『Mazzega-マッゼーガ-』
でも日本に帰ってから調べたらそこそこ大きなグループ企業らしい。へーびっくり。

中に入ってみると店内のアイテムは結構カジュアルでお値段も抑えめな物が豊富。
スーツをビシッと決めた恰幅良い紳士も、「適当に見ちゃいなよ」と見た目に反したフランクさで大変居心地が良かったです。

ちなみに店内だから撮影自粛。
ここで姉がブレスレットやらペンダントヘッドやらを購入。
母もネックレスやなんやらを色々買っていました。

フォト

その一つ。これと赤いブレスレットを姉が購入。

ヴェネツィアにあったお店にももちろんガラス工芸品はたくさんあったのですが、なんだかムラーノ本島の店に並ぶガラスたちはもっとぐっとシンプル。
金細工やらカラフルな花の絵などが描かれている物も少なく、その分ガラスが生み出す色と流線形の美しさで勝負 と言った風合いの物がメインに置かれているようでした。


と、ここでガラスの美しさにテンションを上げた母が
「ウチのお店で使う(もしくは飾る)ようなガラスを探したい」
と要望。
あいにくそこのショールームにそれらしい物はなかったため、先ほどの初老紳士に相談してみたところ、

「あ、じゃあ2階を見せてあげるよ。すんごいから。ホントすんごいから☆」

と、意気揚々と我々を鍵のついた扉の先にあった階段へ連れて行ってくれました。
その陽気さに反した物々しい入口に若干気押されながらも、恐る恐るついて上がったこの2階のま~あ凄い事凄い事。

まず広い。
一階のショールームがトイレの個室だったんじゃないかと思う程の広さ。
そしてその広いフロアのいたるところに飾られたのは、
絢爛豪華なシャンデリアや大鏡、グラスに水差しに果ては今にも動きだしそうな女神像。
うっかり美術館に入ってしまったのかと思うほどのまばゆさでした。

「ここは本来メーカーとかと商談する時のショールームなんだよね」
そう言って、展示されてある芸術品達の説明を片っぱしから始める陽気紳士。
聞き入る家族。訳す私。

……いやまておっちゃん、
作業工程の内容を説明されても、一言も単語がわからん。

多分、多分だけど
『ヴェネツィアン・グラスは鉛を含まないソーダ石灰を使用する事が特徴で、コバルトやマンガンなどの鉱物を混ぜることで様々な色合いを表現することが出来る。 混ぜた鉱物により硬度が変化し、赤色のものが最も硬度が高い……』(ウィキペディア「ヴェネツィアングラス」のページより全抜粋)

的な事を説明しようとしてくれていたのだろうね。きっとそうなんだろうね。
だがね、ほら、私『ソーダ石灰』とかのイタリア語なんて授業で習わなかったしさ。
『吹きガラス製法』とか日本語でもぱっと出てこないしさ。
それを
「ほれ、あいつら(私の家族s)にも俺の言った事伝えてやれ」

と言われても無理な話なんですよ。

というわけで、いまいち役に立たなかったヘッポココンダクターこと私。

ただ自社の製品を実に自慢げに話してくれるおっちゃんの言葉を拙いながらも聞き取るのはとても心地よく、何より「特別だよ」と言って次々と見せたり持たせたりしてくれた品々は、どれもこれも本当に綺麗でした。

ああ出来る事なら写真に収めたかった。
聞けばもしかしたら快諾してくれそうなフランクさがあったものの、思わずこちらが臆するほどの絢爛っぷりだったので惜しくも断念。

そして肝心の母の要望であった「店に置く何か」は、
吟味に吟味を重ねた結果、
でっぷりと重みのあるシンプルなデキャンタ(ワインを移し替えるためのガラス製の容器)に決定。

手ごろな厚みのある容器全体に何重にも練りこまれたような深い緑の、シンプルながらも本当に素敵なデキャンタでした。

でも、本当は他にも欲しいモノはたっくさんあったんですけどね~。

おっちゃんが「俺のお勧め☆」と紹介してくれたワイングラスなんて、6セットながら全部のグラスの色が違っていて、それでいて並べて置くと計算されつくしたようにテーブルに映えるすっごい綺麗でカッコいいやつだったんですが……。
残念ながら我々の財力をもってしたらあのデキャンタ一個が限界でした。


「いや~でもアンタのパパさん日本のpizzaiolo-ピッツァイオーロ-(ピザ職人)なんだろ??
じゃあコレぐらい買えるだろ~~」

と、話の流れで父がピザ屋だという情報をつかんだおっちゃん、
何度も「日本の飯は高いからすぐ儲かるはず」と言って聞きません。

というのも、
その昔、おっちゃんは日本に旅行に行った事があるらしく、その時の日本の物価と、特にご飯の値段の高さに度肝を抜かれたんだとか。

「ロッポンギーでヤキトリー食べたんだけどさぁ、あれ何であんな少ないのに高いの??
美味しかったけど。もうメチャメチャ美味しかったんだけど!!」
と、ヤキトリの感想を興奮気味に語るおっちゃん。

「だからー、そんなtokyoでピザ屋でしょ?だったらもうピザ4,5枚くらい焼けばあっという間にコレ(グラス6セット)買える値段になるんじゃないの??」

甘いな、いくらなんでも甘いよおっちゃん。
成田から乗り継ぎ先のモスクワまでを「4,5時間もあれば着くでしょ」と勝手に思い込んでいたウチの母並みに目測が甘い。


「あ、ちなみにもしお金が無くなったらソバね。ソバは安いから!」

と、最終的には何故かムラーノ島でイタリア初老紳士から『日本で食べた美味いモノ』の感想を延々聞く事となりましたとさ。


※Sede legale ed amministrativa
Fondamenta Da Mula, 147
30141 Murano Venezia

日本に帰ってきてから調べた住所。多分ココで合っているはず。
扱っているのは本物のムラーノグラスなため決して安価ではありませんが、比較的手に取りやすい値段も多く、店も入りやすかったです。




※次はブラーノ島に行きます

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イタリア旅行05ムラーノ島でガラス見る前にお昼 - 2011.05.18 Wed

さて、ヴェネツィア2日目です。



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朝です~。


すいません嘘です。もう11時です。



先日夜に行われた豪華ディナー会、 改め大食い選手権の余波は相当大きく、2日目の午前中は随分と体力回復に時間を取られてしまいました。
いやあまさか夕方7時半に始まった食事会が11時半に終了するとは誰も思っていなかったからなぁ……。


そんなわけで本日の朝食はナシ。
代わりにコーヒー大国で知られるイタリアの、本場のエスプレッソで目をさまし、
胃弱大国で知られる日本の、本場の太田胃散で体調を整えました。
ありがとう、いい薬です。


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さて、では移動しましょうか。
ちなみに写真に見える黄色い建物は、水上バスvaporetto-ヴァポレット-の停留所です。
岸壁に固定されずにプカプカ浮かんだ状態なので、この中でバスを待機していると思いの外揺れて三半規管がやられます。

しかも船が停まる時にはこの停留所に付いてる杭に車掌(?)さんが荒縄を手際よく巻きつけ、体当たりで停まるという大変海の男的なたくましいやり方なので、皆さん大体停留所の外で待機しています。
我々も停留所の前で半日有効の切符を持って待機、念の為酔い止めなども服用して準備万端で乗船。
そこから約1時間程アドリアの海を進んでいくと……。



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ムラーノ島に到着です。

ムラーノ島とは泣く子も黙るガラス工芸の名産地。
こちらで言うところのvetro di Murano-ヴェートロ・ディ・ムラーノ-であり、つまりムラーノグラスのムラーノであり、ようするにあのヴェネツィアングラスのムラーノなのです。

島の外見自体は、ヴェネツィア本土を思いっきり縮小して若干ゴージャス感をなくした感じ。
しかしこの一見地味な島から、かつてヴェネツィアの財を支える柱の一つとなったガラス工芸品の数々が生まれ、ルネッサンス期のヨーロッパを絢爛豪華に席巻していったとなれば、ずいぶんロマン溢れる壮大な話じゃないですか。
技術漏えい防止のために軽い軟禁状態で島に集められたマエストロ(職人)たちの、しかしそれゆえに互いに競い合い磨き合った事によって一層優雅に・絢爛に躍進していった技術たち。
その波瀾の足跡と、そしてもちろん現在にわたって新たな作品を生み出し続けている職人たちのその姿をこの目でまじかに見れるなんて。
本当にもう、あれですよね。

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とりあえず、昼飯ですよね。


……。いや、だってほら、もう12時になっちゃってるし。朝本土を発った時間も遅かったし。
昨夜食べ過ぎたとはいえ、朝ごはんを抜いたからもうそれなりにお腹はすいているわけだし。
大田胃散もいい感じに効いてきたようですし。


というわけで、現代のマエストロたちの妙技やら卓越した工芸品やらを見るのは後にして、とにもかくにもご飯場所を探しましょ。


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今回のお昼はココ、Busa Alla Torre de Leleです。

このお店、母の事前調査によるお勧め店で、なんでも島で一番の有名店なんだとか。
ほほ~さすがは母。こんな小さな島に関する食のリサーチまでも万全で素晴らしい。と、言おうとしましたが、その先を聞けばなんと名前を調べただけで行き方はおろか住所すら分からないというから驚いた。
一体どうやって行くつもりだったんだ…?


結局現地についてから通りにあるタバッキ(街にあるキオスクみたいな所)でムラーノ島の地図を購入し、ついでとばかりに店の場所を訪ねてみると、直ぐに心良く道順を教えてくれました。

「俺らも良く行くよ。皆が昼休みになったら混むだろうから早めに行きな」
と言いながら買ったばかりの地図にグリグリマークを書いてくれるお兄さん。
なんと、母の調べた『島で一番の有名店』は意外に伊達ではなかったようだ。住所知らなかったけどな。





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そんなわけでタバッキのお兄さんのお陰で無事にたどり着けました。決して母のお陰ではありません。


ちなみにこちら、店内はあまり広くなさそうなんですが、お店がある広場いっぱいにテーブルを出しているので席数としてはかなりのもの。
ちょうど外での食事にもってこいの気候だったので、青空のした、ビールが大変美味しゅうございました。


そしてそんなLeleさんのお店で食べたのがこちら


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生ハムの鬼盛り。一緒に出されたオリーブオイルと相まってまあ旨い。


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海鮮盛り合わせ。ノーマルエビと手長エビ(スカンピ)、イイダコ、シャコ、そして(多分)つぶ貝のマリネやらボイルやら。

関係ないけど、このイイダコとか、我々日本人(と地元イタリア人)は普通にキャッキャ喜びながら食べるけど、他の御国の方々にとっては軽いゲテモノ料理になるのかしら?
美味しいのにね。

そして美味しいと言えば今回私の中で大ヒットだったのが、一番奥に写っている白い奴。
最初見た時はなんだかさっぱり分からなかった。食べてみたらフニフニでモヨモヨで初めての食感。そして鬼旨い。本当に鬼旨い。

そのうまさに思わず忙しそうに給仕をするウェイターさんをとっ捕まえて
「何これ美味いんですけど!マジ美味いんですけどコレ何!?」
と問いただしてみると、返ってきた答えは意外にも「イカだよ」の一言。
え、イカってこんな味するっけ?そしてこんな食感だっけ??と理解しがたい私、なおも食い下がって聞いてみると、どうやらイカはイカでも子供のイカのボイルなんだとか。
へ~~子イカ(?)だったのか。だからプリプリじゃなくてフニフニな触感だったのね。そしてうまかったのね。

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こちらはそのイカとエビのフライ
よくわからんが今イカが旬なのかしら?これも美味しかった。まあ春だからね。産卵して子供が生まれてそれを食べているとしたら完全な時期物&旬物なわけだ。日本でも初ガツオとかがあるように、今イタリアでは初イカが旬なのか(でもカツオで言えば秋の戻りガツオの方が味は好みだ)。


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こちらは確かエビのすり身を合わせたニョッキ。どうしてこうも嫌な魚貝臭さなく美味しく食べられるのだろう。

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一応ここでも名物としてイカスミのパスタ。



いや~美味しかった。お兄さんの言ってた事は間違いない。本当に美味しいお店でした。
味も去ることながらボリュームもあって、そのうえ本土では無いためか値段も良心的。
ごちそうさまでした。

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※次回はちゃんとガラスみます。

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イタリア旅行04ヴェネツィアの高すぎたディナー - 2011.05.15 Sun

ヴェネツィアでのお昼も大満足し、
いよいよ町の散策です。



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いやあしかしほんと、どこにカメラ向けても絵になりますな。


こりゃあ世界中の人々が集まるわけだ。
そしてディズニーテーマパークが未だにヨーロッパで今一つ人気がないわけだ。
だって作んなくてもあるんだもん。
どうせあれでしょ?ドイツとか行ったらシンデレラ城よりさらに金かけたシンデレラ城っぽいやつが建ってんでしょ?
どこぞの山奥とか行ったらドラゴンとかもいるでしょうよきっと。



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ちなみにこちらはヴェネト州、というかヴェネツィアの旗。描かれているのは羽根の生えた獅子。
きっとこいつだってどこかにいたりするはずだ。

そしてこの上記のライオンを象徴とした聖マルコを祭る寺院と広場が



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サン・マルコ広場とサン・マルコ寺院です。


なんかここの寺院、イタリアにある他すべての聖堂と比べてもなんか異質。
と思っていたら、この建物はビザンティン建築の(東ローマ帝国時代のやつ)代表とされているとの事。
なあるほど、だから屋根部分とかも若干玉ねぎ気味なのね。
うむ。でっぷりして可愛いし、中の装飾もゴテゴテの中に赤が際立って格好いいじゃない。


ちなみにこの広場の中にある鐘楼は上る事ができ、母と姉と3人で登ってみる事に。


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上った先では、ヴェネツィアの中心地からすべてを見渡す絶景が。



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サンマルコ広場は上から見ても綺麗でござんす。


いやあ素敵。海風がすっごい寒かったけど。
嬉しかったのはこの鐘楼、珍しくエレベーターを備えた観光客の足に優しい施設だった事。
鐘楼の高さに地上待機を決め込んだ父残念。


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後は王道のヴェネツィアの仮面屋さんも多数物色。
そして購入。


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思いもよらず、その日の服装とのコーディネートもバッチリ。


いやあ嬉しい。念願の仮面ゲットです。
前回の旅行はイタリア留学中の貧乏学生だったため、安いモノでは1個10ユーロもしないような仮面ですら買って帰れなかったんですよね。所得があるって素晴らしい。

なーんて事を思ったり思わなかったりしながら、
迷路のようなヴェネツィアの細道をふらりゆるりと歩いている内に、




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よる~ん


さて、じゃあおまちかねの夕飯を食べましょうかね。

実は、この日のディナーは今回の旅行の中で一番ゴージャスなのですよ。
格式高いのですよ。
何せホテル付きのレストランですからね。
ミシュラン星を2つも取った事で有名ですからね。


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そこがこのMet Restaurant-メットレストラン-(入口は昼の時の物)。
我々が泊まったホテルは HotelMetropole-ホテルメトロポール-と言うそれなりに名のあるホテルだったのですが、

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小さいホテルながらもえらいゴージャス。


ここはスタッフの皆さんも丁寧で優しく、観光へのアクセスも先程のサンマルコ広場から徒歩数分という好立地。
しかも加えてディナーが美味しいとは、なんとまあ素晴らしい所じゃないですか。

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そしてそのレストランMetの中も、もちろん御洒落。


出てくる料理はすべてコース。料理に関してはNoフォトプリーズ と言った、ちょいとした京都の御料理屋さん的なお作法のあるお店。
つけてくわえて我々の隣もそのまた隣の席も、座るは気品漂うマダムや初老のジェントル様ばかり。
あっぶないあぶない。こんな所、うっかりジーンズで入りでもしたら、隣の銀髪紳士に優雅にTボーンステーキでぶん殴られる所だった…。




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で、肝心のお料理なのですが……


あいにく上記の理由で写真を残すことができなかったため、何をどう食べたのかを記憶を頼りに書くのが難しい。
というより、そもそもこのお店がミシュランに評価された理由は、その『挑戦的な創作料理への取り組み』だと言う事なので、
とにもかくにも知識の片隅にあるような<普通のイタリアン>が一品たりとも出てこない。
そして普通のイタリアンで無い以上、メニューを一見で読解することがほぼ不可能。
せめて材料を羅列してくれていれば多少なりとも手がかりがつかめるのだが、
日本の料亭お品書き風に言うところの 『春風の便り~命の芽吹きを感じて~』
みたいなプチポエムをメニュー表に優雅に記されてもこっちは完全にお手上げである。
いやむしろそんな風に書く日本料亭もまとめてお手上げである。

というわけで、もはや頼りになるのは自分たちの舌だけ。
曲がりなりにも東京のど真ん中で10年以上も店を守り続けている父やそれを支え続ける母、
その両親に育てられた我々姉妹が、今ここに勢ぞろいして味わう未知なる料理。
はたしてその見解は?

父「このスープ、中に何が入ってるんだろう?」
私「うーん……。…あっ!分かった!」
父「何?!」
私「炊き込みご飯!」
父「えっ?」
私「えっ?」


私「この魚に付けてる香り…、どこかで嗅いだ事があるんだけど…」
父「……あ、あれだ!」
私「何?!」
父「『毎日香』!」
私「…え、線香!?」


いや、楽しかったですよ。合ってはいなかったかも知れませんけどね。



しかしこのレストラン、創作料理の意気込みっぷりも去ることながら、それよりも特筆すべきは、
その量。

正直尋常じゃない。
途中から…、いやもう半分ぐらいから「拷問か!?」と思うくらいの量に軽く窒息状態。
今回頼んだコースは各種あった中でも一番品数が少ないと紹介されたもっともミニマムなコースのはず(メイン5品にデザートと言われました)。
一番格式高い扱いを受けてた『クラシックスタイル』と名のついたコースなんぞはメインだけで11品を数えると言っていたから、多分あれを頼んだ人は途中で料理長に土下座してコースを止めてもらっているんじゃないだろうかと思うくらい。もうとにかくとにかく量が多い。
素敵なレストランで、もちろん安くない料金を払って食べる料理なだけに、そして何よりも食事を愛するものとして出された料理を残す事は出来る限りはしたくない。
前回ココ(ヴェネツィア)に来た時なんて、普通の料理屋さんですら入りたくても入れないぐらい貧乏だったじゃないか。
スーパーで買った食パン一斤をリュックに詰めて、ツナペーストとヴェネツィアングラスの美しさをつまみに腹を満たす日々だったじゃないか。そんな自分が今のこの姿を見たらさぞかし腹を立てるに決まってるぞ。


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かつての旅行中の一枚。ツナペーストでヴェネツィアと書いて食べる辺りに陽気さとわずかな切なさを悟っていただきたい。


と自分を必死に鼓舞しながらフォークとナイフを動かすも、
もう4品目・5品目ともなるとどうにもこうにも手が進まない。

言っちゃ何だがこちとらまだイタリア初日(昨夜着いたから正確には2日目)なのです。
当然まだ時差ボケ著しいのです。
加えて各皿に合ったワインとやらを毎回趣向を変えて注いでくれるので思わずかなりの量飲んじゃうのです。
そこに肉の塊はキツイのです。

というわけで、最後の方はその大部分を父へと譲り、そんな感じで結果女性陣の全ての皿の半分ずつを食べる羽目になった父の流石の大食漢を持ってしても、
「これであともう1品でも追加で出されたら、もんどりうって倒れる!」の高らかな宣言をきっかけに、

そもそも「もんどうり」って何? 
正しい「もんどうり打って」ってどんなん? 
掛け声は「どっひゃー」で合ってる?

といった訳のわからない議論が白熱。
しまいには我々家族の中での「正しいもんどうりを打って倒れる男」と称された桂三枝師匠のモノマネを、周りに日本語を理解できる人がいないのを良いことに2つ星レストランの中で「イラッシャーイ」と延々練習しつづけるはめになりました。

多分ですが酔っていたんでしょうね。

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ちなみにデザート前に出されたオプション追加のチーズに至っては、もうチーズ臭が近づいてきただけでヤバかったのですぐに帰って頂きました。でも絶対美味しかったんだろうなぁ。


そして父が「もんどうり打って倒れる」と宣言してから数十分。
ディナー開始からしたら実に3時間強で、どうにかこうにかメインディッシュの5品目を頂き終えました。
本当の事を言うと、もうデザートはすっぽかしてこのまま部屋へと引き上げたかったのですが、ここまで来て置いてそれは無いだろうという事で、出されたデザート(これもこんもりサイズ)を半ば肩で息をしながらどうにか完食。
「これは朝食いらないな」「ひょっとしたら明日の昼まで(腹が)持つかもしれない」
などと苦笑しながらもようやく食後の余韻に浸っていると……。


ウェイター「こちら、デザートの2品目となります」



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どっひゃ~~


格式あるレストランの真ん中で、もんどうり打って倒れる無礼ぐらいはこの際許されてもいいはずだ。


というかなんでデザートが2品もあるの?
デザートはコースにならないでしょ?
というかそもそもだけどこの料理の量って誰基準よ?
と若干混乱する家族一同の思いを裏切るように、その後3品目のデザートが来た時にはもう本当に泣こうかと思いましたとさ。


☆結果☆
服部家ミシュラン代表父のお言葉
『意表を突く料理の数々と、洗練された従業員の仕事ぶりは流石の一言に尽きます。
これで星が2つと言うのですから、 も し 料 理 が 少 な け れ ば 3つ星もありえたはずでしょう』





PS.
ちなみに最期のデザートに関しては、「もう本当の本当に無理だから下げてください」と涙ながらにお願いして、しかたなくキャッチアンド厨房へリリース。
その後胃を少しでも動かそうとホテルを出た先の橋のたもとで夜風に吹かれ、やっとの思いで落ち着いて部屋へと戻ってみると…。


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気をまわして部屋へと運んでくれた、先ほどのデザート3品目がお出迎え。


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どっひゃーーー。





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イタリア旅行03ヴェネツィアでのお昼 - 2011.05.14 Sat

こんにちは。ただ今我々は電車の中です。


さて、そういえば今回の一連の日記のタイトルを「家族研修旅行」と銘打っているんですが、
何故かと言えば、オフィシャルでは今回の旅行は「研修」という事になっているからなのです。
誰の間でのオフィシャルかと言えば、両親の間で。

若干適当に説明すると、私の両親は自営業なのです(ちなみにピザをこしらえているのです)。
そして自営業と言うからには本来自分たちで店を開ける時間、閉める時間を決めてもいいわけですし、
極端な話スープの出来が悪かったら「今日は閉店!」と逆ギレして頭から毛布をかぶってもいいわけなんです。

ただし、そうできると言われてもするかしないかはその人次第。
しかも少数なりとも他のコックやウェイターを雇っているともなれば、そう適当に店を開いたり閉じたりもできません。
でも今回は旅行に行きたい。しかもGW期間をめいいっぱい使った日数で。

というわけで、今回の旅行の間は店の前に『スープの出来が…』よりももうちょっと説得力のある『一同料理研修中につき…』と貼りだしてやってきたというわけらしいのです。
まあ実際本当に貼ったかは知りませんが、取りあえず父の中ではそうなったらしい。

まあさらに言いわけをすれば、うちの店はビル街近辺にあるため、サラリーマンの皆様がお休みしちゃうとお客さんもがっつり減ってGWに開けても意味がないのですよ。そういう事なんですよ。


で、そんなこんななメンバーだからなのか、この4人、とにかく食べ物に対しての欲が深い。
いや残りの3人と比べたら私なんぞ足元に及ばないぐらいに凄い。いや酷い。
何せ昨夜遅くにミラノについて、次の日の朝6時には既に駅のホームにいたというのに……、


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おい、なんでいつの間に食べ物が増えてんだよ。

一体いつどこで増やしてきたんだよ。
いや多分だけど、私が電車の予約を取り損ねて慌ててその場で取り直したついでに本日泊まるホテルに予定時刻がずれる旨をギャイギャイ電話で報告してた時に何増やしてんだよ。


姉「はい、この緑のあげます」
……なんで?
姉「まずいから」
………。


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不味いとにこやかに渡されたそのグミは、まるでヴィックスヴェポラップのような味でした。
鼻は通りそう。



ま、そんなこんなで、






blog_import_515d068f69fdcのコピー

なんとかヴェネツィアまで到着~~~。


鉄道の改札を抜けた先にいきなり見えるこの異次元への入り口の前は、
この壮大なファーストインプレッションにがっつりやられてしまった世界中からの観光客で大混雑。
はやくあの遠くに見える細い橋を、あの水辺を滑るゴンドラを…とはやる気持ちを取りあえず抑えつけて、
まずはこの重いトランクケースをホテルに放り込むべく、ヴェネツィア全土を網羅する水上バス、Vaporetto-ヴァポレット-に乗って本土の中心地へと水を漕いで行きます。




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そして水上バスから外を眺めて思い知らされるのは、あの駅前の景色が『このヴェネツィア内で一番俗世っぽい景色』だったという驚きの事実



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すべての建物が、うっかりするとセットかCGかとリアルに考えてしまう程の非日常世界です。

その世界観のありえ無さでいえば、TDLのファンタジーランドが現世に実在したんだ ぐらいのありえなさ。
というかTDSのあの世界観が本当にそのまんま。
いや、もともとこのベネツィアありきのそれの忠実模倣がTDSのアレなわけなんだけど、それは十分わかってるんだけど…。


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でもいっそ、ディズニーの<夢の世界を>セットに起こしましたと言ってくれた方が納得出来るほどに、この景色は幻想的すぎる。


後に会ったゴンドリエーレ(ゴンドラを漕ぐ職人)に言わせると、
「ヴェネツィアは栄華を極めたかったのさ、だからここに『夢』を作ったんだ」
との事。
ふーん。

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貪欲な繁栄への野望を『夢』で勝ち取ってみせたなんて。
なんだよ格好つけやがって、イカスじゃないか。





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と、そんなこんなで川辺からの流れに見とれている内に、
いつの間にかホテルについてましたとさ。



さあ取りあえずはチェックインして荷物を部屋に放り込んだら、今度はこのヴェネツィアの大地を歩いてみましょう。そうしましょう。





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……の、前に




取り合えず、昼飯だな。
何せ朝からクロワッサンとヴェポラップ味のグミしか食べてない。
昨日までは機内食のそれなりのテイストの物をそれなりにしか食べてないし…。



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という事で、とりあえず適当に見つけた店に入ってみる事に。


前述した通り、何かと食の貪欲さに定評のある我らがファミリー。
もちろん日本にいる頃から観光予定地での食事の事前調査はかなり済ませていたのですが、
あいにく今日の食事のメインは夕飯一本に絞られていたため、『昼はごくごく適当に軽めにね☆』 という事でふらっと入ったのがこの店だったのです(お陰で名前も覚えていない)。

ちなみにここ、大通りを外れてふらっと歩いていた先に見つけたとはいえ、明らかに「観光客向け」と言った感じのお店でした。
まあお陰で入りやすくはあるんですが、こういった店の場合、何かと味も『観光用クオリティ』だったりする事が多いからねえ~。



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と、太陽の下ビールを一杯やりながらぼんやり料理を待っていると……



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スカンピ(=手長エビ)のグリル

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イカ、エビ、イワシ、白身魚のグリル

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ヴェネツィア名物イカスミのパスタ

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タコ、シャコ、ホタテ、エビその他のマリネやらボイルやら

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リガトーニ(マカロニのお化けみたいなサイズのパスタ)


ちょ、全部旨いぞおい。
ビックリだ、旨いぞ。
どれもこれもボリューム満点でシンプルながらも味が美味しくて、っていうかそもそも魚貝自体が旨い。

ビックリした。
ぱっと見観光客目当てのわりかし適当な所だとたかをくくってたのに。
あれか?もうここに来れば魚貝は全部旨いのか?
北海道に行ったら100円皿の回転ずしですら美味しくってビビったあの時と同じ感じか??
価格に関してはまあそりゃ天下に名を馳せる観光スポットなだけあってそれなりの値段はしたけれど、
それでも日本でのいいところのレストランとかと比べたらむしろ安いくらいだ。
というか、そもそもあの高級エビのスカンピを一皿頼んであれだけの量がどっかり来るわけがない。
もう一皿目のあのスカンピの時点で、我々奇声、ウェイターびびるのコンボが完成していたからね。
もうあれだけでヴェネツィア来てよかったと、「一番好きなエビは手長エビ!」と公言してはばからない私の姉はもうしておりました。
いずれにしろ、最初に美味しいかどうか疑ってすまん。
おいしかったです。



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※続きますが、上記の通り『軽めにね☆』のつもりで頼んだ料理の量基準があの程度になる辺りに、今回の『研修』の意味の本気度を感じていただければ幸いです。






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イタリア旅行02ミラノからヴェネツィアへ(たどり着かない) - 2011.05.13 Fri

前回の続き。

一夜明け、時差ぼけのボケボケしさに悩まされながらも、気づけばここはもうMilano-ミラノ-です。

<ロンバルディア州の州都>である事以上に、<ファッションの都>として世界規模で知られているハイパーオシャレ都市。
世界遺産としては中心部に建つ白亜の『ドゥオモ』や、あの『最後の晩餐』の絵などが最も有名です。
そして有名ですが見に行きません。
何故なら時間がないからです。
この日はもう朝の6時50分の電車に乗ってヴェネツィアへ行かないといけないのです。

本当はちょっと興味あったんですけどね~。
でも曲がりなりにも私は一度この地を訪れていますし、
他の家族も「どうせ時間を割くなら『ミラノ<ヴェネツィア』」という意見だったため、
せっかくミラノに降り立ったわりには完全スルー。

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唯一見たのと言えば、このゴージャスなMilano Centrale=ミラノ中央駅の外観。

ドゥオモと言いこれと言い、北イタリアは白建物が映えますな。



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はるか高くにあるガラス張り天井も大変素敵ざます。


ちなみにこのミラノの地からヴェネツィアまでは、州をまたいで早ければ約3時間程(ヴェネツィアがあるのはヴェネト州です)。
一応日本で言う新幹線的な立ち位置にある特急列車を使用するべく、また希望時間の列車に問題なく乗り込めるべく、
念には念を入れて事前にネットで席の予約も華麗に済ませ、後はホームから列車に乗り込むのみ。

ここでさらに、今回の「旅行プランナー&運営実行委員会代表&通訳&身辺警備」を一手に任されている私の敏腕&用意周到っぷりを、引率され側である父母姉に見せつけるべく、
念には念を入れた上にさらなる念押しとして近くの駅員さんに自分の持ってきた『座席予約用紙』を見せて確認を取ってみたところ…

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「この用紙だけじゃ乗れるわけねえよボンジョルノ」との暖かいお返事(訳:戸田奈津子)


・・・おや?


話を聞いてみると、どうやら私のやったネット予約(Trenitaliaというイタリア国鉄のHPでできる座席予約。他にも時刻表とかも調べられて何かと便利 http://www.trenitalia.com/)の状態では、
予約は予約でも『仮予約』止まりだったとの事。

早い話がしかるべき時期までにしかるべき金を入れてないとキャンセル扱いにされてしまい、そしてその期限はとっくに過ぎてしまっていたとの事なのです。

おやまあ大失敗。

てっきりクレジット番号も入れ終えてたので勝手に引き落としてくれているもんだとばっかり思ってましたよ。
まあよく考えれば日本語で書かれた契約書云々ですら碌に読解できない私が現地語で金銭のやり取りを踏まえた契約をスムーズにできるわけはないか。
いやあ失敬失敬わっはっは。


…・・・というわけで、
私の敏腕添乗員っぷりが早くも地にまで落ちた所で、


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とりあえずあれだ。朝食でも手に入れようじゃないの。
本場の朝のカプチーノは美味しいぞ、マイファミリー共よ。




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ちなみにその後どうしたかというと、その場でもう一度列車の席を取りなおし、次の特急列車に無事乗る事が出来ましたとさ。


早速ヴェネツィア行きが1時間程の遅れになったがまあしょうがない。




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※次回の日記ではヴェネツィアにつきます。

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イタリア旅行01ミラノに着くまで - 2011.05.12 Thu

この間のGW中に、父・母・姉・私の家族フルメンバーでイタリアへ行ってきました。
楽しかったです。

ただ本来はこれ、去年の10月頃を目標に母が独自に企画していた
『嫁入り前の娘(この場合私)との最初で最後の母娘女子旅行☆』
が元になっていたわけなのですが、
あいにく直前になって身内に不幸があったためにキャンセルとなり、
その後私が結婚し終えてから仕切り直しで企画が持ち上がり、
ドサクサに紛れて「専行は日本画だけどやっぱイタリアにも行っときたい貧乏美大生」こと従弟と、ついでにその兄もまとめて連れて行ってやろうという話になり、それがこれまた不幸なことに身内の関係でキャンセルとなり、
そして今回に至ったわけなのです。

その間飛行機の予約を取ってみたりキャンセルしてみたり、やっぱり取ってみたりと何度かバタバタさせられましたが、
結果、当初の予定に入っていなかった父も「せっかくなら行く」と言ってくれ、「行けたら行く」と言っていた姉との仕事のタイミングも奇跡的に合い、晴れて家族での旅行が決定したわけでございます。

良かった良かった。すんごいあわただしかったけど。


というわけで、そんな我々のドタバタと混乱と混沌をコンクリートミキサーにぶち込んだような旅行記をここにつらつらと書き記したいかと思います。




まずは成田。


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相変わらずいるだけでワクワクできる夢の場所。

まあココにいる時点でワクワクできるのは、私が飛行機の機体そのものの見た目にかなりテンションの上がる人間であるのと同時に、
渡航先によっては10時間を超える場合もある機上での時間をも結構楽しめるタイプだからなのではないかと思います。
世界基準的にみてもかなり低めな私のフォルムが、あの圧迫空間で功をそうしているのかと。
それと最近では酔い止めを飲んで機上→標高1000メートル越えの地でビールを陽気に開けて、後はぐっすりいってしまう という素敵な技を身につけたため、体感時間もかなりショートになりました。
どうしても暇を持て余してしまう人はお試しあれ。


で、そんなわけでこの成田の地で行うのは飛行機のチェックインと荷物等の処理なのですが……。
ちなみに今回、怒涛のGW真っただ中というわけで、言わずもがな航空チケットはかなりのお値段でした。
それでもできる限り安いモノをと探し回った結果、今回使用したのはアエロフロート・ロシア航空。
私としては初めて使用する航空会社です。

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成田の時点でそこはかとなくロシアで、この先を若干不安にさせる。


今回使用したこの航空会社はソ連時代から続く由緒正しきロシアのフラグシップ。
値段も他と比べてかなり安いし北周りだしで結構ナイスな機体だと思うのですが…、
まあ難点を言えば機内アナウンスの日本語が一切合切理解できなかったレベルだった事ぐらいかと。

とにかくロシアン美人なお姉さんの日本語が9:1でロシア語にしか聞こえず、しかも超絶早口。
要所要所で「これは日本語……か?」とは想像つくのだが、それはフランス語を学んだ事の無い私が「…なんか語尾に『ボヌファ』みたいな発音したからフランス語かもっ!」
と探り探りな検討をつけているのとほぼ同レベルの危うさ。
もちろん内容なんてまったく聞き取れない。母国語なのに。

というわけで離陸直前の安全のためのお知らせも、着陸後の現地時間も一切分からない闇鍋的なフライトとなりました。
※ちなみに英語は7:3でやっぱりロシア語に聞こえました。

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機内のカラーリングは、統一感があってオシャレで可愛い。


後文句を言うとすればビールが別料金性だったのと、フリーで出てきたワインがイソジンかと思うような味で飲めたもんじゃなかった事ぐらい。

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ご飯は中々美味しかったです(ちなみにこれはフィッシュ料理)。

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こちらは父いわく「ハズレの方」だったビーフ料理



さあそんなわけで寝たり起きたり映画見たり、上記のワインの不味さにフテ寝したりを繰り返しているうちに、わりとさっくりモスクワのシェレメーチエヴォ国際空港に到着。
ここからイタリアのフラグシップ、アリタリア航空に乗換です。


ちなみに我々が降り立ったこのシェレメーチエヴォ国際空港。
アエロフロートのハブ空港でありロシア二番目の規模を誇る大きな空港なのですが、むしろこの空港にしか止まらないがために、アエロフロートの航空賃が値下がりし続けているのではないかとも言われる程、かつては悪評を極めており、
その様はウィキペディアにも『空港の設備、職員の対応、市内へのアクセスなどあらゆる面で評価が低いことで知られ…』とさっくり酷く書かれる程だったそう。

ただしここ数年は名誉挽回とばかりにかなり改装・改良に力を入れており、我々が乗り換えに使用した国際便ターミナルも去年大増設。


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お陰さまでぴっかぴかの素敵空港でした。


まだ新しいという事で免税店などはさほど無いですが、綺麗に整った施設は居心地がいいですし、
我々の入国審査を行ってくれた職員のマダムも、白雪姫の母親が復讐のために老婆へと変身したものの、その後何だかんだあって改心したっぽい感じの見た目とつっけんどんながらも丁寧な対応で、ぶじに事なきを得る事ができました。


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ただし乗り換え掲示板は英語版を見つけないと何の手がかりも見出せない。

本当はそこそこ時間があったので空港内で「ロシア!」な感じを味わってみたかったのですが(料理店に入ってみるとか)、帰りの乗り換えの方がさらに時間が空いているということで、とりあえず先を急いでみる事に。

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すると乗り換えゲートの前に自動販売機を発見。


ユーロコインが使えるということで(ユーロ用自販機とロシア硬貨用自販機と分かれていました)飛行機内での水と、あともしロシアっぽい飲物かスナックの一つでも見つけられたらな~と覗いてみると……。



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ウィンドウ越しにガッツリ目が合う不気味な絵発見。

思わず即購入。


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チョコでした。

・・・これはビスコの表紙の少年がかつて劇画風味だった事と同じ系統なのかしら。


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ちなみにアメリカ産チップスLay'sも、ここではイクラ味。


割と普通にパクパクいけたのは日本人だったからだろうか。美味しかった。

とまあそんなわけで地味ながらもそれなりにロシア感を堪能して、あわただしくアリタリア航空に乗り込むと、そこからさらに4時間かけてミラノまで向かいます。
ちなみにアリタリアではビールはタダ。同じくフリーで出てくるワインも無料ながらそれなりに美味しく頂ける代物です。流石です。ただし料理はこっちの方が不味かったけど。


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そんなわけで現地時間夜9時にミラノに到着。
ミラノからの行き方は上の看板で色々教えてくれている通り、「成田エクスプレス」的な特急列車を使うか、シャトルバスを使うか、もしくはタクシーを使うかの基本3つ。

ホテルの場所によっては色々な選択肢があるかと思うのですが、
我々はミラノ観光はせずに眠るだけの部屋を中心駅に用意しておいたので、特急列車を使って中心駅まで一直線。
その後駅から徒歩2分の超大型ビジネスホテルに転がりこむと、移動の疲れと不気味な子供のチョコを胸に抱いて夜景を見る事も無く眠りにつきましたとさ。



フォト


※続きます。

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その後帰国し所帯を持ってからは映像編集の仕事に従事中。
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